【4743号】荒野の声

▼30年以上親しくしている家の長男が、地方公務員試験に合格し、役場に採用されて、故郷・福島の村へ帰ることになった。この村は周辺に比べて異常に放射線値が高い、所謂ホットスポットにある。▼家族は複雑な思いで長男の帰郷を受け止めるが、百件ばかりの集落の人々は、大喜びだ。何故なら、この家は、集落で唯一のお寺さん、ここに跡継ぎが帰らなければ、地域は限界集落となってしまうのだ。村人にとって、僧侶の跡継ぎの帰郷は、正に、復興への第一歩が見えた思いなのだ。▼教団は議長を筆頭に、直ちになすべきこと、今出来る限りのことをして来た。今、少し先のことに目を向けた時に、これまで押さえられてきた議論が、頭をもたげてきたように思う。「地域の復興なくして教会の復興なし」「教会の復興こそが地域の復興に」▼本当は、両者の間に矛盾も、境目もない。教会もお寺と同じ、地域を限界集落にしてはならない。信仰・魂の過疎地にしてはならない。限界集落の必死さに立てば、ためにする空中の議論をする余裕などない。▼ところで、津波被災地の経済復興は、漁業をはじめ、港の再整備なくしてあり得ない。港湾内部の瓦礫撤去、堤防、埠頭、護岸の整備、そして勿論船や網そのものの修復、更に灯台…こう並べると、全く教会に重なって来る。▼漁業も、教会も、未来に立ち向かう意欲そのものの回復が、何よりも肝心なことだ。

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