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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4742号】荒野の声

2012年2月18日

▼過去に赴任した4教会中3教会で、計5回泥棒に遭った。その内1回は空き巣ではない。学校から帰った娘が、玄関で見知らぬ男に、「こんにちは」と挨拶して、階上の牧師館に入った。その男こそが、泥棒だった。事務室から、現金数万円と数百万円の通帳が盗まれた。通帳分は直ぐに停止し、被害はなかったが。▼教会に出入りを始めた男(求道者?)が、CS生徒の女子高校生に、最高で一日30回電話し、とうとうその子の母親が、娘が教会に通うことを禁じたという出来事もあった。そも、その人は所謂ナンパを主目的として礼拝に出ていた。開かれた教会であるために払わなければならない犠牲は、多大だ。▼お寺、それ以上に神社は、伝統的に地域社会に開かれている。特に境内地のことだ。賽銭泥棒があっても。しかし、一方では、一般は絶対に入ることの出来ない聖域をも持っている。100年に一回しかご開帳にならないご本尊もあるし、誰も一度も見たことのない本尊も存在する。▼絶対のもの、不可侵のものがなければ、寛容も融通もない。確信、信念がなければ、軽視され、利用され、捨てられるだけだ。▼牧師が教会に住まなくなってきた。それでは、開かれた教会とは開放された公園の意味でしかない。開かれるべきなのは教会の門に立つ人の心だ。

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