【4737号】社会事業奨励日メッセージ

今年は特に東日本大震災等による被災者の方々を覚えて、その直後から今日に至るまで、多くの祈りがささげられ救援のための働きが続いています。宗教法人立、社会福祉法人立、無認可を問わず、社会福祉事業の働きやその施設も被害を受けました。この事態を受けて、教団や教区、日本キリスト教社会事業同盟を始め、その他の様々な繋がりを通して、病院や社会福祉施設の利用者の皆様に対しても、また地域の皆様に対しても多くの貴重な救援活動が展開されています。ボランティアの皆様の働きも、医療・看護・介護等の専門知識と技術をもった職員の働きも、被災された皆様に喜んでいただいている貴重な働きです。救援のためにご尽力下さいました皆様を覚えて、神さまに感謝します。全国の教会からも「地域の人々の救いに仕える教会の再建を目指して」の主題のもとに呼びかけられている日本基督教団の東日本大震災救援募金に尊い献金と、熱い祈りがささげられておりますことを感謝します。
今年も12月第一主日の「キリスト教社会事業を覚えて祈る日」を迎えます。主イエスが「町や村を残らず回って」なされたことを思い起こします。それは「会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、ありとあらゆる病気や患いを癒された」ことです。そして主イエスは「群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを見て深く憐れまれ」ました(マタイ9章35・36節)。教えること、宣べ伝えること、癒すことは教会においても地域においても教会が大切にしてきたことです。特に癒すことは教えることと並んで、社会事業としても展開してきました。主のみ心に沿う社会福祉事業を国や地方公共団体に先んじ展開してきた多くの信仰の先達のご苦労を思うと共に、その遺志を明確な思いで維持・発展させ、現実の必要に応じた新しい形の事業をも立ち上げていかねばなりません。社会事業の働きが主イエスからのご委託のもとにある主の働きであることを覚えて、主にあるすべての奉仕者と支援者の皆様の上に主のお守りと導きが豊かにありますように、全国の諸教会の皆様に引き続きお祈りいただきたいと願います。
2011年12月4日
第37総会期日本基督教団社会委員会 委員 森田恭一郎

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