2013年に創立150周年を迎える明治学院(久世了学院長)に、新しい奨学金制度「明治学院ぶどうの木奨学基金」が設立された。
キリスト教教師が扶養する子への奨学金という、今日では希有な性格を持っている。かつては幾多のキリスト教主義学校に、同様な主旨の制度があり、また、授業料免除などの特典があったが、今日では、特定小数を対象とした特典は所轄庁に容認されない。それを補うものであり、日本基督教団の教師にとっては、大いに関心を持つ事柄だ。紙面の限り、詳細をお知らせしたい。
1.奨学金の目的
明治学院創立150周年記念募金の一環として、2011年に篤志家から寄付された資金等を、その意向である「キリスト教教師(もしくはそれに相当する資格を有する者)が扶養する子に奨学金を支給すること」により、明治学院に学ぶ、キリスト教教師が扶養する子の学業奨励、及び建学の精神にふさわしい人物の育成に資する。
2.支給対象者
明治学院に学ぶ、1に該当する者で、所定の審査により適当と認められた者。
キリスト教教師とは、日本基督教団、日本キリスト教会、および日本キリスト教協議会加盟の教派団体に属する教師、その他運営委員会が特に認めた教師。
3.給付額
年間30万円(自宅通学でない場合50万円)、4年間を上限とし卒業まで。他の奨学金との併給は可能。
4.返還義務
なし。ただし、受給年度内に退学、除籍、休学、または懲戒処分を受けた者には、返還を求める場合がある。
5.基金運営委員会 略。
6.第1回募集
新入生 2012年4月の定められた日時までに、所定の手続きにより基金運営委員会に申し込む。
在学生 家庭の状況の変化により受給を希望する在学生は、所定の手続きにより基金運営委員会に申し込む。
7.審査
2に該当するか確認の上、その経済的状況に加えて、学業への取り組み、キリスト教活動への参加状況を加味する。
8.基金の管理と制度の終了時期 略。
以上、説明会資料の抜粋要約。
◎問い合わせ先
学校法人明治学院 法人事務局募金課 担当:中坪
TEL/03-5421-5187
FAX/03-5421-5451
E-Mail/bokin@mguad.meijigakuin.ac.jp
(新報編集部報)