9月21日、第2回青年担当者会が教団会議室で開催された。青年担当者会は、教会教育の現場において特に「青年」に対象を絞った活動が各教区でどの様に展開されているか情報交換をすることと、また全国の青年活動にネットワークができることを願って、前総会期に第1回目が開かれた。今回はその2回目になる。台風が迫り来る天候下であり、また葬儀など教会の事情で集まることのできない担当者もあったが、全国16教区と東京教区の5支区から11名の参加者があった。
岸憲秀教育委員長により開会礼拝、担当者会の趣旨説明がなされた後、参加者の連なる各教区での青年会活動の現状報告がなされた。
以下、幾つかの報告を記すと、青年会活動が教区や地区で行われているところ、自主団体に委ねられているところなど活動の形態は様々である。ワークキャンプや修養会を続けているところもあれば、かつては行われていたところもある。地区の持ち回りで修養会を開催する場合、開催地域までの距離や修養会の主題などによって集まり方が異なる。そもそも「青年」の年齢層が10代~40代と非常に幅広い。また青年会活動の中心となる人物があるかないかで活動の内容の違いがあることなど、固有の課題もあれば、共通した問題としてうなづき合う場面も多々あった。
午後には、雲然俊美教団書記より「若者は幻を見る~青年伝道のビジョン~」と題して発題を受ける。老人伝道青年牧会の必要性が語られる現代、青年一人一人に向かい合い寄り添いつつ、共に神のみ前に進み出ることが語られた。またボランティア活動に触れながら、自分の用いられるところを求めている青年たちの姿にも触れられた。
次に、高砂民宣青山学院大学宗教主任より、学校での青年伝道について発題を聞く。各学部に宗教主任をおきキリスト教信仰に基づいた青年伝道に力を注ぐ大学の取組は、目の前の青年のみならず、社会人として世に仕える人材の育成につながっている現状と望みをうかがった。
(清藤淳報)