【4734号】荒野の声

▼殺人罪を犯し裁判に掛けられた男が、真に改悛したというよりも、少しでも刑を軽くして貰おうと判事に訴える。慈悲をいただけたら、聖職者となって余生を送るつもりだと。判事は答える。「彼が神の道を説くには長期間の修養と、読みたりない聖書をちゃんと読むのに適した、どこへも逃げ出せない場所が必要であろう…文春文庫『少年時代』ロバート・R・マキャモン」。勿論、刑務所のことだ。▼この号で教師検定結果が報告されている。教会から祈りによって送り出されて来た人を、同じ教師が試験し判定する重圧を、委員長は吐露している。そうだろうなと共感する。この重圧だけが、検定委員たる資格と言えるかも知れない。▼そもそも判定を受けるまでもなく、自分は教師にふさわしいだろうか、その資格はないのではないかと、自問自答する。これは試験に合格した後々まで、20年30年後までもつきまとう。そういう意味では、未だに試験を受け続けている。試験官は神様であり、聴衆だ。▼説教の直前に、3回はトイレに入るという人がいる。礼拝後、「今日は良い説教を伺いました」と喜ぶ教会員に、思わず「いえ、お粗末様でした」と応えてしまった牧師もいる。「長期間の修養」、「どこへも逃げ出せない場所」は、牧師にとって現実の場だ。挫折は、牧師を作り上げると信じる。努力を続けるなら。

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