第37総会期第2回教師検定委員会が、8月1日(月)~2日(火)、教団会議室において、委員7名全員の出席によって行われた。
事務局より1名の退任教師復帰に関する報告、西中国教区から「二重教職制問題」に関する要望書が教師検定委員会宛に送られている等報告があり、内容を確認してそれぞれ承認した。
委員長より「日本基督教団教師養成制度の検討に関する件」が常議員会で可決され、「同制度検討会議」が設置されたこと、8月26日に第1回会議が開催され、委員長と書記が出席予定であることの報告がなされた。信仰職制の筋を通していく上で重要な決定であり、必要な提言をしていくべきとの委員長説明があった。
教師検定規則第4条変更に関しては、第1回作業委員会が6月10日に委員4名で行われ、大学院のある関西学院、同志社、東神大のシラバスに基づいて科目対応一覧表作成準備を行い、「教師検定規則第4条第3号『読み替え』ワークシート」を作成し、各神学校教務課に送付したことが報告され、これを承認した。
2011年秋季教師検定(9月13~15日)実施に向けての準備を行った。願書の受付は補教師19名、正教師59名(内1名辞退)。4名についてコース・科目認定、受験志願者の受験資格審査、他教派からの転入志願者1名、復帰志願者1名の審査を行った。
提出物(釈義・説教、組織神学論文、神学論文、牧会学)の採点結果を突合せ、合否判定、再提出等をそれぞれ確定した。また、学科試験問題を委員全員で検討し、決定した。
さらに、受験志願者の受験費用に関して、18件の援助申請について確認し、合計359、600円の支出を決定。
面接のあり方について協議し、「試験」としての位置づけを明確にして実施することを決定した。従来、面接の冒頭で合否結果を告げていたが、これを改め、面接終了後、受験者に一度退出してもらい、委員会で面接を含めて合否を協議決定した後、再度入室してもらって結果を伝える形とする。全体会において説明することを申し合わせた。
(渡部和使報)