【4726号】ほとんどの教会に何らかの被害 関東

茨城県の被害は、東北、奥羽の各県に比べ、軽微に見える。しかし、地震による、液状化現象、土地の陥没をはじめ、教会堂、信徒の住まいの損傷等、困難な状況を抱えている。大きさの差はあれ、ほとんどの教会に何らかの被害が出ている状況である。
また、地区には、幼稚園、保育園を併設する教会が多く、園舎の補修が課題となっている。中には5千万円規模の補修が必要な教会もある。
紙面の都合上、記者が訪問した2教会、建物の被害が激しい水戸中央教会と、もっとも震源地に近い日立教会の、被害及び地震後の取り組みに絞って紹介したい。
水戸中央教会は、山本隆久教師、山本英美子教師が牧会する。会堂、牧師館が一体の建物は、いたる所にひびが入り、「危険建物」と診断された。主日礼拝は、比較的損傷が軽微であった礼拝堂部分を用いているが、週日の集会は、教会近くの空き店舗を借りて行っている。牧師館部分の損傷も激しく、教会の隣にあるマンションの一室を借り生活している。震災以前から、老朽化した会堂補修のために天日干しうどんを販売していたが、原発事故の影響で続けられなくなった。現在は教会員がブローチを造って地区や教区の教会に販売している。
水戸市は、津波による被害が出た大洗港に近い。山本隆久教師をはじめ地区の有志の牧師たちは、津波によって教会堂が1メートル近く浸水した大洗ベツレヘム教会(ミナハサ福音教団)を支えている。海産加工業や農業等にたずさわるインドネシアの人々が集まる教会である。記者が水戸を訪れた際も、山本隆久教師は、重病を患う会員を訪ね、病状について通訳を行い、公共料金のこと等、生活についての相談を受けていた。緊急事態の中で、弱い立場に置かれる人々と共に歩み、具体的に生活を支えることをもって、主に仕えている。
日立教会は、島田進教師、島田信子教師が牧会する。震災直後、ライフラインが途絶える中、埼玉の教会から支援物資が届いた。それを教会近隣の人々と分け合ったことで、地域の人々に教会の働きを知ってもらう機会になったと言う。また、多くの支援によって、教会員も大いに励まされ、元気を与えられ、自分たちも、被災した人々を支えようという思いが強くなったそうだ。
日立市は、震災後、物流が途絶えた福島県いわき市と隣接する。島田進教師は、いわき市の教会に、ガソリンや、全国から届いた支援物資を届けた。教会としても支援していくことを決めた。現在は、地区、教区もいわき市の教会を応援する取り組みを進めている。復興に向けて、支援、協力の輪が広がっている。
茨城地区の教会は、自ら被災しつつ、より深刻な被害を受けた教会、地域を支援する立場にある。地区では、「茨城地区『東日本大震災』情報センター」を開設し、地区内の教会と関係教会、関係機関および地区委員の中でメールによって情報交換をしつつ、復興に向けて祈りを合わせている。
(嶋田恵悟報)

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