退職準備金借入を責任役員会に申請
日本基督教団出版局の第43総会期第1回理事会が、2月21日に全理事・監事の出席の中で開催された。冒頭に出版局理事会の使命と役割を共有するために、出版局より資料に基づき説明が行われ、種々意見交換を行って出版局の課題を共有した。
その後、理事長・書記選任を行い、髙橋潤理事が理事長に、飯塚拓也理事が書記理事に選任され、鈴木功男理事が常任理事に選任された。その後、諸報告を受けたが、財務報告の中で2024年度決算において厳しい決算となる旨が報告された。これに関連する形で、雲然俊美教団議長によって「出版局の経営改善会議(仮称)」が組織されたことが報告された。会議の構成者は、雲然教団議長、藤盛勇紀教団副議長、黒田若雄教団書記、髙橋出版局理事長、飯塚出版局書記理事、網中彰子総幹事、服部能幸監査とのことである。出版局の運営に関しては第43教団総会においても協議され、財務審査委員会より大切な提言をいただいている。出版局は教団の文書伝道の使命を担い、キリスト教書出版においても社会に大きな役割を果たしている。従って、出版局の今後に関しては出版局だけでなく全教団的な協議が必用である。そのために、雲然議長のリードのもと、「出版局の経営改善会議(仮称)」が設けられたことを重く受け止めることが確認された。
また、2025年度に定年を迎える職員の退職金確保のために退職準備金借入を行う必要があり、責任役員会に退職準備金借入を申請することを可決した。2025年4月より出版局長代行が交代し、網中総幹事がその役割を担うこととなった。総幹事が出版局長代行を兼務することは大変なことだが、出版局の諸課題にスピーディーに取り組むことを目指してのことである。全国の諸教会・伝道所の祈りとお支えにより、難局を乗り越えていきたいと願っている。また、長く出版局長代行の重責を担ってくださった飯光氏に感謝しています。(飯塚拓也報)