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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4991号】教区議長コラム(3面)

2023年2月11日

伝道・連帯・奉仕を柱に

西東京教区
岩田昌路

 西東京教区は1999年4月に旧東京教区西支区が独立して設立された新しい教区です。教区が近くなり総会や諸集会を主日の午後に開催できる利点も生まれました。設立当初より「積極的に福音伝道を行う教区」、「諸教会が互助に努め、連帯する教区」、「社会の課題に取り組み、地域に奉仕する教区」が教区形成の三つの柱とされています。
 戦後、東京教区の諸教会が西へと開拓伝道して設立された諸教会が多くあり、親教会群による開拓伝道で設立された諸教会があります。そして「教会を生み出す」という教区設立の理念により、教区による開拓伝道が志向され、再開発計画地・アジア最大の大学密集地の立川で展開することへ導かれ、2013年に立川からしだね伝道所が開所されました。やがて土地建物が購入され、現在は借入金完済の目途も立ち、新たな段階に進む時期を迎えています。
 一方、現代社会に立つ諸教会・伝道所は、コロナ対応をはじめ、さまざまな困難を抱えて苦境の中にあります。教区が互助と連帯に力を入れて共に歩み続ける時であることを自覚させられています。
 SCF(学生キリスト教友愛会)との共働は、青年活動を中心に救援対策、他教区との交流、伝道構想等、多方面の意味と可能性をもっています。将来伝道構想のために共同プロジェクトチームが設置されましたが、思いがけず、コロナ対応として諸教会・伝道所のインターネット環境整備の応援や青年派遣が最初の奉仕となりました。
 西東京教区は、教団信仰告白と教憲教規に現われる教会のかたち、洗礼から聖餐への聖礼典の理解と執行を重んじます。私たちはその信仰の一致の基盤のもとに多様な賜物が生かされる地域的共同体の形成に励みたいと願います。

(西東京教区議長)

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