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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4986号】教区議長コラム(2面)

2022年11月26日

新しい歌を歌え

奥羽教区
小林よう子

 奥羽教区は、戦後東北教区から、北の青森県、秋田県、岩手県が分離して生まれた教区です。突出して規模の大きい教会がなく、広い地域に小さな教会が点在しています。そして、教区成立の時から「一つなる教会」を目指して歩んできました。一つ一つの教会が小さいため、地域で互いに助け合って歩んできた歴史があります。教区全体が一つの教会のように、配慮しあう仕組みがあります。特に、以前は同じ教区に40年、50年と長く働く教師が大勢いました。けれども最近は、短期間で変わる教師が多くなってきています。
 感染症が広がり始めたのと同じ時期に、奥羽教区では教区議長が一期で他の教区へ転出するということが続きました。そして、議場に集まることができない中、新しい三役と常置委員の選挙が郵送で行われました。その結果選出された顔ぶれは、これまでとは大きく変わったのです。中でも女性たちが多く選出されたことは特記されることだと思います。
 教区議長、常置委員の教師3名のうち1名、信徒委員3名のうち2名が女性になりました。つまり、常置委員の半数が女性です。教団総会議員も7名の教師議員のうち2名、信徒議員は7名中5名女性が選出されました。しかもその後、辞退者などが出た結果、信徒の女性議員は6名になりました。その中に欠席者もあったため、今回の教団総会に出席した奥羽教区の信徒議員は5名全員女性となりました。
 それだけでなく、三役に新しく選ばれた正副議長はどちらも、教区に来て10年に満たない者たちです。奥羽での経験が短い者たちと長い者たちが一緒に働くことになります。奥羽教区はこの新しい顔ぶれで、新しいことに取り組んでいこうとしています。

(奥羽教区議長)

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