教団教師としての課題を共有
教師継続教育研修会が、2年ぶりに、8月2日オンラインにて開催された。昨年はコロナ禍のため宿泊を伴う研修会の開催は困難であると見送ったが、今年は日程もプログラムも短縮し、参加者全員がオンラインという仕方をとって教師継続教育研修会を行った。テーマは「教団の教師論」とした。講師の秋山徹総幹事には、「『教団の教師論』をめぐって」という題で講演をしてもらった。本講演はすでに新任教師オリエンテーションでも語られたものであり、新任教師の参加者にとっては重複する内容であったが、日本基督教団の教師であるとはどういうことか、という基本的で、大事なことを、繰り返してよく学び、再確認する機会となった。また、教師としての年数を重ねている参加者にとっては、「日本基督教団教師論」をめぐっての、現在進行形である教団の取り組みについてより詳しく知ると共に、教団がどのような歴史的変遷をたどって来たか、教団の歴史を知ることを通して、過去の反省を踏まえながら、これからの未来に向けて、教団を担い、形成していく教師としての課題を共有する、そのような研修の機会となった。
講演の後、質疑応答の時間を設けたが、そこでは講演の内容に対する質問というより、参加者自身が、実際に教師として、教会や学校施設等での活動に取り組む中で、直面しているさまざまな課題についての話し合いがなされた。短い時間ではあったが、参加者が互いの経験を語り合い、課題を分かち合い、励まし合う時となった。
参加者15名、講師ほか含めて全体で24名。
(上原智加子報)