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【4964・65号】東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問)
2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会 (4面)

2021年12月25日

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東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問)

2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会

福島伊達教会の方々のお話を伺って

 今回は福島伊達教会の方々に、11月2日午前10時から約1時間、オンラインで話を伺った。白井真牧師と深谷金之助長老のお二人に支援委員会が話を伺い、オブザーバーとして保科隆東北教区議長、道家紀一総務幹事が参加した。

 2月の地震では、牧師館が大きく揺れ、物が散乱し、什器等が壊れ、消防団員と民生児童委員をされている白井牧師は、すぐに独り暮らしのお年寄りや教会員の家をまわられ、安否確認をしたそうだ。その後、消防団に合流して地域を見回った。あちこちで塀が崩れ屋根瓦が落ちて、地域の安全管理に明け方まで当たった。人命が心配で夢中だったが、結果的に亡くなった方はおらず、先ずは良かったという気持ちだったという。その後、行く先々で東日本大震災の時より揺れも被害も大きかったという声を聞いた。町を走っている東北新幹線の橋脚が壊れたため新幹線が止まったが、その橋脚と聖光学院とを結ぶ線の延長上にある家の被害が特に大きく、何人かの教会員の家もそこにあり、中には取り壊しが必要な家も出ているほど。教会はその線上から外れ、大きな被害はなかった。同じ町でも被害の程度がまるで違っていたとのことであった。被害の出た聖光学院は福島伊達教会員が創立に関わり、今も教会員が理事長をしている教団の関係学校。被害額は8000万円強にもなったが、県と国からの助成金で8〜9割は賄える見通しになったという。

 深谷長老からも、具体的な被害について伺った。夜中11時ころ、猛烈な揺れで電気が消え、寝室のベッド近くに本が散乱し、真っ暗い中で、ようやく階下に下りた。そのうち、白井牧師が来られ、深谷夫人を同道して独り暮らしの女性教会員をはじめ、教会員の家を訪ね廻られた。教会の被害は、外の壁やあちこちにひびが入って崩れ落ちたところもあり、さらに礼拝堂の天井のパネルが2枚はがれ、裏の塀もひびが入った状態。未だにそのままである。大工さんが忙しく、教会の補修には至っていない。深谷長老の家も風呂場などが壊れる等、被害は大きく、その補修が先週やっと終わった。

 東北教区で被災教会員の支援があり、福島伊達教会からの申請は16件、白井牧師が兼務する大平伝道所が1件だった。

 教会は2017年に耐震補強も含めた大改修工事をした。柱だけの駐車場だった一階に壁を作り、会議室や玄関ホールなどの部屋にした。それが功を奏し大きな被害にならなかった。耐震補強を担当した大工さんに今回もお願いし、見積額は22万5500円。会堂の内壁のひび割れ、剥れている天井のパネルを見ながらの礼拝でも、雨風や寒さが入ることなく、礼拝が出来る状態にある。

 こひつじ館(教育館)は、2階部分の牧師館以外は平屋建てであり、ほとんど被害はなく、壁の上方のクロスが破けただけだった。イースターや様々な教会行事も支障なくできたという。

 礼拝出席は35〜40名、コロナ禍になってもほとんど変わりなく、2月の地震の後も、礼拝には皆出席されている。さらに地震のすぐ後に、ポータブル電源を購入した。冬の寒い時期に、停電でストーブも何も使えなくなって、礼拝に支障が出ないようにという教会員の礼拝への強い思いが伝わってきた。

 今年12月28日が教会の創立130周年にあたる。古い写真を整理して、「写真で見る教会の一三〇年」という写真集を作る。キャプションを入れ、今回の地震の写真も、百周年の時に作った年表の写真も利用する。また、こひつじ館は保育園だったが、その歴史が伝わる看板を表に設置する予定。更に1月に記念礼拝を行う。これらの計画に向けて、教会は歩みを進めている。

 全国の教会からのご厚意に、同じ主にある教会の仲間として思いを寄せてくださることに励まされたと語られ、私どもも支援募金への祈りを熱くした。

(黒沼宏一報)


東北地方地震被災教会支援募金

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口座 日本基督教団
◎口座番号  00140-9-145275

 

 

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