【4956・57号】伝道報告 秋田婦人ホーム 施設長 柴田理

秋田婦人ホーム(理事長雲然俊美)は、母子生活支援施設、保育所及び放課後児童クラブの3施設で構成されています。法人には、「秋田婦人ホーム後援会」を通じて全国の教会や団体、個人の皆様から多くのご支援を頂いており、この場をお借りしてお礼申し上げます。

まず、施設の誕生について記します。1922年に日本キリスト教婦人矯風会秋田支部が結成されました。翌23年に起きた関東大震災の被災地救援に向かった早川かい支部長(日本メソヂスト秋田教会=現在の秋田楢山教会員)らは、東京・吉原の遊郭の惨状を目の当たりにして、また東北出身の娼妓が多いことに胸を衝かれ、秋田での廃娼運動に取り組みました。28年には公娼制度廃止を求める意見書を県知事に提出し、秋田県は全国で3番目の廃娼県になりました。しかし女性たちは前借金等により娼妓から抜け出すことが難しく、また、救出するにも個人の力には限界があることから、多くの方々の賛同と協力により33年に、困窮している女性や母子の安住の場として、秋田婦人ホームの建設が実現しました。

法人の内、母子生活支援施設を紹介します。

現在の施設は、家庭内暴力から逃れてきた、夫が亡くなってしまった、独身で母親になったなど、様々な事情を抱えた母子家庭に入所していただき、安定した生活を手に入れて自立するまでをお手伝いしています。現在は15世帯42名の方々が暮らしていて、臨床心理士を含めて14名の職員がいて、交代で24時間常駐しています。

施設の玄関を入ると、「すべて重荷を負うて苦労している者はわたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう」と記された額があります。また、牧師である理事長を講師とする理念研修が毎月行われ、職員は良き隣人としての奉仕を行えるように学びを続けています。

入所した家族には、施設が誰にも脅かされない場所であることを初めに知っていただき、その上で信頼関係を築きながら、それぞれに合った支援計画を立てます。そうして子どもの保育所入園や転校・生活保護等の各種手続、離婚調停への同行、仕事探しの手伝い、子育ての助言など、具体的な支援を進めます。 家庭内暴力の中で育ってきた子どもたちの中には、嫌なことがあった時に言葉より先に手が出てしまう子もいて、思いを言葉にできるようになる支援も行い、次世代への暴力の連鎖が起きないように配慮しています。

また、クリスマスやイースターなどの教会関連の行事のほか、春まつり、親子日帰り旅行、退所者の集い等の行事も沢山あります。ただ、昨年から新型コロナウイルスの影響で中止や延期が多くなっていることが残念です。

近年、国の福祉政策や母子家庭のニーズも変わりつつあります。老朽化が見られる施設の更新計画と併せて、将来のあり方を模索しているところです。

URLは、http://akita-fujinhome.com

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