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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4940・41号】人ひととき 森藤文郎さん

2020年12月26日

大いなる計画の中で

森藤文郎さん 

初めて教会の礼拝に出席したのは13年前。無理が重なり休職していた頃。自分で自分をどうにもできない日々。以前から、次女が通っていた教会付属の幼稚園を通し教会の話を妻から聞いていたのを思い出して通うように。礼拝を守りながらカウンセリング感覚で牧師との面談を重ねた。ある時「洗礼を考えてほしい」と言われ「断る理由がない」と決心。約1年半の受洗準備を経て2008年のクリスマス、妻と共に茨木教会で田邊由紀夫牧師より受洗した。

受洗準備会で牧師が話していた「大いなる計画」、「すべてが備えられている」との言葉に驚いた。思い返せば生まれ育った町も、結婚して最初に住んだ町も、転勤先もキリシタンゆかりの土地だった。偶然とは思えなかった。それに次女を茨木教会の幼稚園に通わせたのも、前の勤務地で「近い」という理由で長女を教会幼稚園に通わせ、キリスト教保育に好感を持っていたから。神様の大きな計画の中ですべて備えられていたのだと思わずにいられない。

この春から東京に単身赴任となり大阪と東京を行き来する生活に。茨木教会の礼拝に毎週は出席できなくなり、9年間仕えてきた長老職も現任より退いた。「自分の世代がもっと教会を支えるべきなのに申し訳ない」と話す一方、これも神様の大いなる計画とも受け止める。東京ではいくつかの教会で礼拝を守っているが「他の教会を見て学ぶ機会が神様から与えられた」と。

会社でマーケティングの仕事をしている森藤さん。その立場から教会の伝道を見た時いかに福音を聞く耳を呼び起こすかが大切、そのために教会幼稚園は大きな役割を果たすと考える。付属幼稚園から教会につながり、かつ現役世代だからこその視点だ。伝道の幻を抱きつつ、再び教会に仕えるその時に備えている。

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