【4940・41号】教区議長コラム 西中国教区 小畑 太作

ある月曜の午後、宇部市内のある病院に電話をした。

前日、主日礼拝に来た90歳を超えるある女性から、春から入院している二人暮らしだった夫に面会して欲しいとの依頼があった。感染予防で面会謝絶の中、こうした在り方についてもずっと気になっていたこともあり、病院に面会を申し入れてみることと、同行する日程を約束した。

病院の対応は、案の定、頑なにわたしの面会を拒絶した。曰く面会可能なのは「支援者」と「家族」のみなのだと。しかし聞けば、「支援」の枠組みも「家族」の中身も曖昧でしかない。心や魂への配慮も考慮すべきではと、果ては信教の自由の補償義務や牧会権の話までして、再考を求めたが、折り返しの電話でも結果は変わらずであった。

次の手立てを講じる前に、ここまでの経過を依頼者に電話で報告した。依頼者は、わたしの面会は諦めると言う。わたしは、この度だけの問題ではないことや、手立ては他にもあることを告げたが、逆に依頼者からはここで留めて欲しいと懇願された。

もとより、二人共が教会員とは言え、わたしに当人に選択を押し付ける道理はない。女性一人だとバスで行くことになる病院までの送迎だけを引き受けて電話を終えた。

とは言え、実はこれで留めることに対して、わたしの中にはかなり葛藤があった。三日前、山口県護国神社に、同神社が自衛隊と結託して勝手に合祀している中谷孝文さんの合祀取下げの要請に行ったことや、度重ねての停止要請を無視して同神社に知事等が公務参拝していることなどが思い起こされたからだ。神社も知事も無関心な世論を盾にのらりくらりを続けている。

ただ女性が電話口で、自分は意気地が無いのですと言われたことが慰めであった。(西中国教区議長)

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