第3回教師委員会は10月28日、神学校問安のあと、関西学院教会にて開催された。
はじめに報告事項を扱ったが、その中で「神学校日献金」の現在の経過報告がなされた。ここ数年、献金が減少する傾向にあるのに加えて、今年は神学校日が台風であったこともあり、さらに厳しい予想であることが報告された。教団の教師養成にとって大切な献金であるので、引き続き献金が満たされるように祈って待ちたい。
今回、特に重要な審議事項は、「教師継続教育研修会」と「教師検定規則第4条および第5条変更」に関する件であった。
教師の継続教育を求める声が高まる中で「教師継続教育研修会」の積極的な意義と長期継続の必要性を受け止めながらも、来年度はオリンピック開催時の混雑等を予想し、開催を見送ることにした。その間、財政的なことも踏まえ、開催場所についても検討を重ねて行くことを決めた。
「教師検定規則第4条および第5条変更」に関して、教規第39条⑴による「教団議長招集会議」の報告を受けて、教師委員の忌憚ない意見を話し合った。その中で特に試験内容の変更は、受験者の不利益にならないようにもっと時間をかけることが必要であること、より積極的な意義づけをもってなされるものであることが意見として出された。これらの意見をまとめて教師委員会の見解とすることを確認した。
神学校の問安は、今回は同志社大学と関西学院大学神学部を問安し、有意義な話し合いの時を持った。次回は11月18日に、東京聖書学校と日本聖書神学校を問安予定であり、東京神学大学と農村伝道神学校は日程を調整中である。(上原智加子報)