【4915号】人ひととき 今泉 聖美さん 主に確かな答えを戴いて

 「神さまは、なぜ」その問いは、初めての出産後十日目から始まった。我が子に染色体異常の18トリソミー症候群による重い心疾患があるとわかったのだ。生後1年以内の死亡率9割、治療方法はないと医師に告げられた。1年ほどの命とご存じなのに、神さまはなぜこの子に命を与えたのかと問い続けた。命の糧の母乳さえ、心臓に負担をかけぬよう、ほんのわずかしか与えられない。命のカウントダウンが聞こえるような日々だった。

 治療という武器を持てない戦いは、1歳を迎えて間もなく唐突に終わった。我が子の呼吸が止まった静寂の中、死に完敗したと痛感した。逝った子だけでなく、すべての命が、死で終わるだけの無意味なものに思えた。だったら、なぜ神さまは命をお造りになるのか。

 葬儀の時、牧師に問うた。「この子は御国に入れますか」。牧師は答えた。「きっと入れます」。その時、光が心に射し込んだ。死を超えて復活があること、イエスさまによって死に勝つ命を与えられていることを知った瞬間だった。神さまはすでに天地創造の前に、自分も我が子も、すべての命を愛して造っておられた。それをエフェソ書1章から知って、「なぜ」への答えが与えられた。主に愛されたからこそ人は生まれ、永遠の命に生きるのだ。この時から、説教の言葉が身内に流れ込むようになった。御言葉の揺るぎなさに強められた。

 教会の葬儀には、できるだけ出席しようと決めている。葬儀説教を録音、文字起こしをして後日、ご遺族に贈るためだ。葬儀の時、家族は動転していて説教を聞く余裕がないことが多い。少し落ち着いた頃に文章でなら読めるかもしれない。そこに語られた復活の希望と永遠の命に生きる幸いを伝え続けて行きたい。

クリスチャンホームに生まれ、高校時代に受洗。柏教会員。役員、CS教師として奉仕。

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