去る6月4日(金)、教団B会議室にて、第4回宣教師人事委員会が開催された。
宣教師、及び関係諸教会に関する報告、世界宣教委員会のもとにある各委員会の報告、事務局訪問者との面談報告等がなされた。
協議事項としては主に、宣教師人事委員会2009年度会計承認に関する件、教団が宣教協約を結んでいない教会からの宣教師を受け入れる場合の方針に関する件、北米及びその他の地域からの宣教師の受け入れ承認、任期満了退任・任期継続・延長・本国活動・海外渡航等、宣教師に関する人事事項を取り扱った。
7月末に任期を満了して退任する宣教師が3名あり、それぞれ2年~4年と任期は異なったが、日本での働きに心から感謝しつつ退任を承認した。
宣教師の方々が、派遣先の学校、団体等の活動で海外渡航する場合や、本国に帰国して支援教会を訪問して活動報告(「本国活動」)をする場合には、必ず事前に教団宣教部に連絡をする必要がある。これは、再入国の際等に、出入国管理窓口から教団に身元照会がなされる場合等に適切に対応する必要があるからである。時々、この連絡なしに出国するケースがあるので、改めて注意を促す必要があることを確認した。
海外の関係教団本部を訪問した幹事の報告で、ある教団が、教勢が低下した教会を整理する際の手順が紹介された。その教団では、会員数が50人を下回った教会を「Chopping List」(廃止対象リスト・私訳)に記載し、さらに会員数が20人を下回った場合には「Dying Church」(消えゆく教会・同)として3年間の特別プログラムを実行し、それでも状況が改善しない場合は廃止する、というものであった。日本基督教団の現状を思い、将来を展望する時に、多くのことを考えさせられる報告であった。80名の教団受け入れ宣教師(6月4日現在)と、それぞれの派遣元教会、派遣先任地の上に、なお一層主の豊かな祝福があることをお祈り頂きたい。
(岡村恒報)