【4897・98号】人ひととき 阿川小夜子さん くすしき恵み

 小夜子さんは、1926年に上海で生まれ、その後、青島に移って生活をしていたときに、母親を病気で亡くしたことから人生が大きく変わった。女学校に行くことが出来なくなり、19歳の時に家族のために萩の夫の所に嫁いで来た。家業の米屋ではオートバイで重い米を配達した。大変きつい仕事だった。

 夫が病気を患い長い闘病生活を送ることになり、男の子を一度も抱くことがなかった。どうすることも出来なかったと涙した。水子地蔵に熱心に罪の赦しを祈って来たが、何十年たっても心は暗闇に閉ざされたまま大きな重荷となっていた。

 そんな折、キリスト者となった娘からイエス・キリストの福音を聞くようになった。夢の中でイエスさまが現れ、その手には丸々とした男の赤ちゃんが抱かれていて、自分の腕に抱かせてくださった。「その子どもの重みとあどけない顔を一生忘れられない」という。イエスさまが自分の長年の苦しみをわかってくださり、罪を赦してくださったことがはっきりとわかった。その2ヶ月後のイースターの時に萩教会で洗礼を受けた。

 娘二人は受洗しているが、夫だけはまだ洗礼を受けないでいた。夫は肺癌を患い日増しに弱ってゆく中、聖書を読むようになり礼拝にも出席した。いよいよという時に連絡をして小林光牧師が駆けつけてくれた。その間、心電図の針はいったん止まったが、しかしまた動き出して病床洗礼が間に合った。もう1時間遅かったら、小林牧師は用事で宇部空港から飛行機に乗っていた。この時しかないというくすしき恵みの時だった。

 「思えば母が亡くなった時から、神さまのくすしき計画の中で生かされて来て、すべての苦労や悲しみが今は祝福となり感謝しかないです」と語った。

1998年萩教会にて受洗。家族皆クリスチャンで、孫の一人が伝道者となる。

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