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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4897・98号】厚い交わり

2019年3月2日

 新しく教団の役についたことを知った北海教区の信徒の方々が「大変ですね」と声をかけてくれる。教団の事情に関心のある方々からは「教団はどうしてごたごたしてるんでしょうかねえ」とも尋ねられる。「北海教区のような教会の交わりが、教団全体としては乏しいのも一因と思いますよ」と答えたが、あまりぴんとこない様子だった。

 1月、毎年恒例の北海教区の「年頭修養会」に、子どもたちや教区外からも含め340名余が集まった。北海教区の全礼拝出席者数の約2割にあたる。一泊二日の集会に厳寒の北海道各地から時間とお金をかけて集まり、会場のあちこちで「一年ぶり!」「元気だった?」とあいさつが行き交う。北海教区の七つの地区が持ち回りで実行委員会を担当し、もう数十年になる。

 何年か前の年頭修養会で、クイズコーナーの企画があった。北海教区の諸教会にかかわる楽しい質問に、参加者全員が「〇」「×」で答える。最後に「自分の教会のある地区以外の教会の信徒を10名以上知っている?」との問いに、なんとほぼ半数が「〇」と答えた。

 北海教区には、こうした厚い交わりが根付いている。現実には教会は厳しい状況に直面している。だが、遠くにいても親身に覚えて祈りあう多くの友を知っている教会は、希望を失わない。この希望は教団にも根付くだろうか。(教団総会副議長 久世そらち)

教団新報
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