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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4701号】信濃村教会設立を可決 東海教区

2010年7月3日

 

88回東海教区総会は52526日、グランドホテル浜松を会場として開催された。出席正議員は202名中169名。

第一読会では、小出望教区総会議長から「議長報告」において教区・教団の諸重要事項について語られた。教区内の自然災害について、昨夏の駿河湾沖地震で建物に被害を受けた3教会(静岡一番町教会、静岡草深教会、静岡教会)の問安、被害状況調査を行い、各教会の牧師から経過・現況及び感謝報告がなされた。未受洗者陪餐に関する戒規執行をめぐり、「話し合いを徹底的にすべきではないか」「多数決では教団を二分してしまう」等の質疑があり、小出議長は「戒規とは処罰ではなく、悔い改めを求めるものである。教団信仰告白と教憲教規の中でどのように聖餐が扱われているか、そこに立つことが目的であって多数決で決まる事柄ではない。教団の現状況においては、教憲教規を遵守する教会が痛みを受けている」と答え、また「話し合いもなしに未受洗者陪餐の行動を起こしたのは誰か」との指摘も議場よりなされた。

その他、議案「信濃村教会設立に関する件」が提案され、審議の後、全会一致で可決された。また教団問安使(鈴木伸治教団書記)、教団出版局(小島誠志理事長)、教団年金局(橋豊理事長)からそれぞれに挨拶・報告がなされた。

第二読会は3つの分科会に分かれ、議案審議を行った。第一分科会は伝道部、婦人専門委員会、青年専門委員会、農村伝道専門委員会、教育部、社会部、教師部、部落差別問題特別委員会、「教区通信」各事業計画。第二分科会は09年度決算報告、剰余金処分、10年度予算承認の件について。第三分科会は「新互助制度の実施を1年間延期する件」について。互助制度は、当初は11年度から施行の予定だったのが、この度の総会で一年延長する議案が提出され、可決された。よって、施行は12年度から。さらに第三読会では第二読会の審議報告を受けて、社会部を修正する案を可決。それ以外はすべて原案承認となった。新互助制度により教区からの一件あたりの謝儀援助は若干の減額となり、その分を分区の交わりで対応する必要が出てきた。各教会の連帯、交わりの力が今後試されることになる。「謝儀互助は伝道のため」との思いを皆が共有しつつ前進して行くことが目指される。

准允式・按手礼式が執行され、主の委託に応えるべく新たな補教師3名が立てられ、臨席正教師全員の按手により正教師1名が祝福の内に立てられた。また記念式では、1年間に逝去された全信徒の名前が朗読され、祈りに覚えられた。

教団総会議員選挙結果

【教職】小出望(静岡草深)、北紀吉(愛宕町)、宮本義弘(沼津)、小林眞(遠州)、松木田博(甲府)、佐々木美知夫(静岡)、森田恭一郎(遠州栄光)、宇田真(佐久)、山本将信(篠ノ井)、鷹澤匠(信州)

【信徒】塩入隆(長野本郷)、的場武彦(下田)、小林貞夫(日下部)、原田昭三(諏訪)、稲松義人(遠州栄光)、本堂正(沼津)、森里光生(遠州)、増田伸子(静岡一番町)、原田勇(伊那坂下)、石垣貞子(三島)

(松本のぞみ報)

教団新報
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