去る3月25日から27日まで、伊豆の天城山荘で50名の出席を得て、世界宣教委員会主催「宣教師会議2010」が開かれた。
昨年は、プロテスタント日本伝道150年記念諸集会で歴史を振り返り、多数の宣教師の献身的な奉仕によって日本の教会の今があることを感謝したが、今回あらためて、教団の教会やミッションスクール、社会福祉事業の現場で働く宣教師の存在に心から感謝の思いで充たされた時となった。
宣教師支援委員会の委員であるN・ブラウネル宣教師を中心にJ・キムラ宣教師、K・ハーバート宣教師(いずれもフェリス女学院中学・高等学校)の企画委員たちがプログラムを立案・運営し、英語での礼拝や若く熱心な賛美チームによる賛美の時間、お互いの語らい等をとおしてリフレッシュされ、新鮮な感覚のリトリートとなった。
宣教師たちは、お互いの近況や悩みを母国語で自由に語り合い、親睦を深め、閉会礼拝では恵みの聖餐に与って力を与えられ、お互いに祈り合い励まし合って再び元気に任地に戻り、この会の存在意義を再確認した。
また、閉会礼拝に先立ち、この1年間に逝去された宣教師(M・サイトウ、D・ハヴリック、N・コール、D・ロジャース、W・カンデイフ、R・ノートン、P・ソーントン)を覚えて思い出が語られ祈りが捧げられた。
2日目午後の自由時間には三々五々天城の自然を散策したり、温泉に出かけたり、河津の七滝までドライブしたり、情報交換をしながら楽しい交流の時を過ごした。
昨年に続いて参加した12名の宣教師の子どもたちの成長ぶりに、私たちの教会の子供たちの姿が重なり、うれしく思った。
教団からは内藤留幸総幹事、秋山徹(世界宣教委員会書記)、棟居勇(宣教師人事委員会委員長)、黒田若雄(教育委員会委員長)、教区からは鈴木淳一(東北教区書記)八木靖之(西東京教区)各牧師が出席し、宣教師と教団や教区との協力関係を深めた。
事務局石丸泰樹幹事指揮の下、高田輝樹職員と杉森耀子(宣教師支援委員会)が実務を担当した。
(杉森耀子報)