第36総会期第3回部落解放センター運営委員会が、1月25日午後から翌26日にかけて日本基督教団東梅田教会で開催された。
開会時に今年度で退職される五十嵐照美さんの感謝の時を持った。28年間の永きにわたって職員としてセンターを支えた五十嵐さんが紹介され、ご挨拶をいただき、活動委員長より祈りが献げられ、運営委員長より花束が贈られた。
出席者は陪席者をあわせて34名。今委員会は活動委員も出席して開催された。前日から京都で行われた活動委員会主催の一泊研修会とあわせて交わりが深められ、活発に意見の交換がなされた。運営委員会と活動委員会との連携の強化によって、教団の解放運動への取り組みがなお強められることが期待される。
6月に東京で開催される第11回全国会議の計画が実行委員会から出され、プログラムの具体的な検討等を行い開催の準備を行った。
前回、四国教区で開催された部落解放キャラバンについて、次回は受け入れの申し出があった関東教区で2011年に開催することで準備を進めることが承認された。併せて四国キャラバンの報告集の内容が承認され、予算措置が行われた。
解放劇については、次回の教団総会でも上演すること、台本の依頼など準備を進めていくことが承認された。また、教団総会後に各地で行われる公演についても意見が出され、今後も継続して話し合っていくこととなった。
ボイル宣教師の退職については経緯が報告され、対応についても意見が交わされた。
その他、連帯のためのガイドブックの作成について、今井基金への申請について、第8回全国会議の報告について、同宗連の報告、各教区での取り組み報告など多くの事柄が報告され、審議された。
充実した報告と真摯な審議は、部落解放センターの活発な活動と各地での取り組みの熱意の現れである。一方、解放運動を通して結ばれた出席者どうしの信頼感が感じられ、力が与えられた2日間であった。
次回は全国会議後の6月9日~10日、東京で開催される予定。
(多田玲一報)