2月8日~9日、第36総会期第4回社会委員会が開催された。
担当幹事及び担当職員より教務・業務報告を受けた。その後、常議員会報告を担当幹事より受け、また、宣教委員会報告を福井博文委員長より受けた。
第1日目の議事を終了し、「裁判員制度と人権を考える?『裁くこと』の意味」という主題で、今村嗣夫弁護士の講演を聞いた。停止中の陪審法(1923年)と現在の裁判員制度の比較、他国の国民の司法参加制度、そして裁判員制度を導入に至る背景、また、国民が司法参加する意味を学ぶことができた。
2日目は、日本キリスト教社会事業同盟、日本キリスト教保育所同盟、靖国・天皇制問題小委員会の報告を担当委員から受けた。
その後、社会福祉施設援助金送金先と援助額に関する件、2010年度社会委員会予算に関する件、全国社会委員長会議(2010年7月5日~6日)に関する件、「社会委員会通信第46号」に関する件を、それぞれ協議した。
社会福祉施設援助金の送金先については、社会委員会において知り得る範囲の情報を交換し、それぞれの施設の働きを確認し、支援を決定した。2010年度社会委員会予算について承認された。また、全国社会委員長会議に関する協議については、講演者および概ねのプログラムを決定した。「社会委員会通信第46号」は、今回の委員会で講演してくださった今村弁護士の講演内容を巻頭にして4月末頃発行できるように準備することとなった。
社会委員会ではAction by Churches Together International (以下ACT)の要請の中から自然災害に関するものを支援し、募金要請を行うことにしているが、この団体に関する説明が不足しており、問いあわせも多いことから、社会委員会通信でACTの紹介を掲載することとした。
次回委員会は、7月6日~7日、社会委員長会議終了後に行うことを確認し、全日程を終えた。
(上森俊明報)