第36総会期の第4回信仰職制員会が1月25日(月)~26日(火)に、委員7名全員の出席のもと教団会議室で行われた。
今回、以下の二つの諮問に対して答申が出された。二つとも、教師の戒規に関してのものであった。その要旨は、
一、「教師委員会の『内規』について」(北海教区から)の2009年7月13日に改定した教師委員会の「教師の戒規適用に関する内規」に対する疑義に関しては、
(1)この内規には、戒規発動の要請主体については規定されていません。戒規発動の要請主体については、先例集九六を指針として尊重されることを望みます。
(2)各委員会の内規に関しては、「その権限に属する次項について内規を設け、またそれを改廃することが出来る」(教規施行細則第九条①)ものです。従って内規の規定がもたらすと考えられる問題に関しては、当該委員会に意見を申し述べてください。
二、「信仰職制委員会の答申に関する諮問」(紅葉坂教会役員会から、総幹事を経由して)に関しては、
(1)教師委員会の内規は、教団諸規則には該当しません。この内規は戒規発動要請以後の手続きを定めていますが、要請主体については何も触れられていません。これをただちに先例集96に反しているとはいえませんが、要請主体については戒規施行細則等に定められていくのが望ましいと考えます。
先例集96の答申は業務上の暫定的な指針ですが、当委員会の2006年6月27日付けの「未受洗者の陪餐について」の答申は、教規から直接導き出される結論ですので、暫定的な指針ではありません。
2日目に、宮本義弘(宣教研究所委員会委員長)が陪席し、宣教研究所で進めている日本基督教団信仰告白に基づく信仰問答の今後の扱いについて、協議をした。
宣教方策会議の出席者を書記の小堀委員とした。
次回委員会は、4月26日(月)~27日(火)の予定。
(小堀康彦報)