第36総会期第3回予算決算委員会は、9月14、15日の両日、2日間に亘って開催された全国財務委員長会議の前後に開催された。主たる議題は、2010年度予算案の編成であった。定例の総幹事報告では、7月の常議員会で2名の幹事が退職したこと、後任に藤盛勇紀幹事と道家紀一幹事が、8月31日開催の常任常議員会で承認を受け着任したことが報告された。
2010年度経常会計予算案は、諸教会の財政状況を考慮して、収入で教区の負担金を前年度に引き続き1%の268万円減とし、それに対応する支出削減を入れて可決された。原案には、支出縮小のためにNCC分担金支出の減額、沖縄教区宣教連帯金の減額があったが、相手方への影響を考慮して、前者の減額は一年遅らせて2011年度実施とすること、後者は40万円減にすることが決議された。収益事業会計は、賃貸料の減収、センター分担金の増収などを織り込んで、前年度予算総額とほぼ同額の予算案が承認された。
第2回常議員会で決算書を分かりやすくするようにとの要望があったことについて協議がなされ、具体案を常任予決で作成することを決定した。
その他、出版局から教会で使用できる会計ソフトの販売計画があり、その推薦を決定した。また、前委員会が作成した「教団50年データ」のCDの入手希望があることを受け、その制作・販売を決議した。
別口会計、活動資金仮勘定の整理の一環として進めてきた教職子女奨学金の整理について、過去の会計帳簿を可能な限り調査した結果、決算書の貸出額と貸出先の合計額がほぼ一致するまでになって、今後請求に移るとの報告を承認した。
なお、教団事務局で毎年行っているセンター関係の法人税・消費税の申告が完了したことの報告を承認した。08年度より、兵庫教区クリスチャンセンターとにじのいえ信愛荘が申告に加えられた。
最後に、三局等の合算表作成の途中経過の報告を受け、詳細を常任委員会に一任した。 (計良祐時報)