【4684号】悩んでもいい、あたふたしても良い 東支区中高生連合キャンプ

 

84日から7日、野尻湖YWCAキャンプ場に於いて、東支区中高生連合キャンプが行われた。

このキャンプは東京教区東支区に属する50の教会が協力し、中高生の信仰育成のために企画されている。中高生キャンパー22名、青年リーダー12名、教職(講師含む)3名、計39名が参加した。

今年は講師に北千住教会の伊藤大輔牧師を招き「楽に行きましょう」という題で講演を聞いた。師はエリ・ヴィーゼルの言葉「答えは人を分け隔て、問いは人を結びつける」を紹介し、世間の価値観や常識に捕らわれるのではなく、問うこと、自分で考え悩むことの大事さを話す。また、お互いに自分の答えに固執し(師は「ぎゅっと握りしめる」という言葉でそれを表現する)批判しあうことの無意味さを説く。最後に、信仰そして聖書の御言葉は私たちを束縛するものではなく自由にするものであると締めくくる。

哲学的な内容を含む講演であったが、キャンパーたちの反応は素晴らしく、講演の後、同年代のキャンパーが集まり話し合う分団の時に「悩んでもいい、あたふたしても良いということを初めて知った、心が楽になった」「握りしめないということは依存しないという意味、手を離してみたい」等の感想を聞いた。また「聖書の御言葉に親しみを覚えた」「初めて自分の信仰とは何かを考えた」との感想も聞くことができた。

学びだけでなく、このキャンプはレクリエーションも充実している。水泳、ボート、アーチェリー、クラフトの時間があり、親睦会、スタンツ大会、クロージングファイヤーなどのイベントも準備されている。

初めて参加する生徒であっても、経験を積んだリーダーたちがフォローに入り、仲間との関係を繋げる。またプログラムの間の時間になると、誰かがギターやピアノを弾き始め、周りの生徒たちが集まって讃美歌やワーシップソングを歌い始める。共に食事の準備をし、片付け、皿を洗い、掃除をする。夜は電灯ではなくオイルランプを灯す。やわらかい光の中で、生徒たちは夜遅くまで語り合う。

生徒の一人はこのキャンプの仲間を「自分のもう一つの家族」と話す。ほんの34日という短い期間の中で、初めて顔を合わせた者たちが学び合い、真剣に語り合い、讃美を合わせる。そして共に相手の名前を言って祈りあう。そのような経験を通して生徒たちは神の愛に触れ、霊的な一体感を与えられ、神の家族としての信仰共同体を経験する。

プログラムの最後に行われる解散式では、生徒たちが一人一人握手を交わし、抱き合い、涙を流し別れを惜しむ。そして再会を約束する。

また、このキャンプの大きな恵みは、毎年少なくとも一人以上の受洗者が与えられてきたということである。何年かに一人は、献身を志す者も与えられる。それまで母教会の内で大切に守られていた生徒たち一人ひとりの信仰の種が、キャンプに参加することによって野に蒔かれ、芽を出すのである。

(辻秀治報)

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