【4682号】人ひととき 東後 勝明さん

 

「頑張らなくちゃ」から「そのままでいい」へ

 

英語との出会いは終戦直後、洋品店を経営していた父と駐屯地の米兵が英語で会話しているのを見た時だった。父が英雄のように見え、父のようになりたいと思った。高2の時にその父と死別。店番などで勉強が遅れる中、英語だけは誰にも負けないようにと頑張った。ラジオ番組「百万人の英語」を聞き、たびたびハガキで質問していたことが縁となって早稲田大学の五十嵐先生のもとで学ぶこととなった。自分の力を頼りにひたすら頑張り、卒業後は母校で教鞭を執る。順風満帆の人生だと思っていた。

イギリス留学中に長女が不登校になった。帰国後も日本の高校に適応できず、心因性の抑鬱状態が続いた。その様な中で、妻が西片町教会の浦和家庭集会に長女を伴った。東後氏も牧師から「お嬢さんはとても疲れている。家族の人間関係も原因になっている。このような問題はすぐに解決するものではない。ゆっくり関わらなければならない」と教えられ、家族関係の修復を考えるようになった。「誰にでも起こりえる問題、事故にあったと思って対応しなさい」という牧師の言葉に励まされ、家庭集会にも出るようになった。

その矢先に今度は自分が病に倒れた。腹腔内出血のため、会議の場から救急車で搬送された。自分の力で頑張らなければならない、と常に追われているような気持ちだったが、病院のベッドで精も根も尽きた気がしたという。その様な時、牧師が枕元に来て詩編23編を読んでくれた。「神さまが休ませてくださる。死の影の谷を歩んでいても大丈夫」と涙があふれ、体の力が抜けた。全てを委ねられる世界を感じ、1年後に受洗した。

家族の関係、学生との関係、生き方、様々なことが変わったが、それは「自分は主のものである」という生き方を与えられ、根本が変えられたことの結果だという。早稲田のエクステンションで学校カウンセリングについて学び、現在は不登校や引きこもりで悩む人に自分の経験を話すことなどを通して、関わっている。

 

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