- プロテスタント日本伝道150年を記念する日本基督教団は、教団として3つの式典を実行します。
- ★創立記念礼拝
- 6月24日(水)富士見町教会
- ★全国信徒大会
- 11月22日(日)東京山手教会
- ★記念式典
- 11月23日(月)青山学院
- 創立記念礼拝には第2部をもうけ、伝道牧会50年以上の現職の先生方の業に感謝して、表彰式を行うことにいたしました。
- 宣教100年記念大会がNCC主催で実施されたのは1959年でした。その時、すでに牧会や教務教師として第一線に立たれ、2009年の今日まで、立ち続けられている教師に、教団の名で感謝したい、という表彰です。
- 表彰式の文面にも「実に50年の長きにわたって」とありますが、全国の信徒一人ひとりの胸に、ずしんと響く言葉です。
- 準備委員会で協議し始めた時、委員長の私は「該当者は十数名いる筈です」と発言しました。一ヶ月経過の後、事務局から「70名近くいるようです」と聞かされて、絶句しました。斯くの如くに主は憐れみ給いしか、と心の内で主を賛えたものです。
- 該当する教師は、その按手式の誓約のなかで、「なんぢら衷心よりその召命をかしこみ、召されたる召しにかなひて歩み、かつ主の定めと この教会の規範に従ひて正しく神のみことばを宣べ、聖礼典をとり行ひ、訓戒をなし、なんぢらがゆだねられたる人々をねんごろに教え導く事を誓約するか」と問われて、「主の助けによりてかくなさん」と答えて、その歩みを始められ、50年を超えることになったのです。
- 信徒の側から見ると、生命をけずるような伝道、生活をかけるような伝道をされる教師が多くて、信仰の力を、この目で見せていただき、この心に刻み続けることが出来たのです。
- 表彰は、この2つの接点になります。教団総会議長山北宣久の名で出される表彰状は、形は小さくても、教団に属する全信徒の、このような思いが込められています。
- 主の宣教命令以来の教会の歴史は、信仰の喜びであり、現実の苦闘でした。前史を含めてプロテスタント日本伝道の150年も同じでした。ここで伝道の第一線に立つということは、苦闘を負い続ける喜びを示すことになります。
- その意味で、表彰は火花の散るような出来事だと信じています。一枚の表彰状は、万巻の書より重いのです。その背後に、数えきれない祈りが込められているからです。
- 記念の品は、文語訳聖書としました。開巻劈頭の「元始に神 天地を創造りたまへり」を、初めて聴いた日や、初めて説かれた日のことを、想起して戴きたいという思いが込められています。
- プロテスタント伝道200年に向かって、祈りを深くしたいと願っております。
- (小林貞夫報)