去る一〇月七日(火)、第六回世界宣教委員会が開催された。
第35総会期の最後の委員会となったため、多くの議事をこなしながら、継続性のあるものは、次期総会期委員会および実務会へ申し送り事項とした。
まず、海外の受け入れ宣教師に関して「宣教師内規」の内容を概ね確定することができた。現在は最終段階にある。その手続きを次期委員会へ申し送った。
また、派遣宣教師の派遣体制も整備しつつある。現在検討中の宣教師派遣先は、北南米の四つの教会である。応募者への対応や手続きは、次期委員会へ継続とした。
その他には、今年度四月に実施した北米退任宣教師感謝ツアーが大変好評であったこともあり、二〇〇九年度にも、ドイツとカナダの退任宣教師感謝ツアーを実施することが決定され、準備委員会が組織された。
なお、委員会の当日に、台湾より帰国した服部真奈宣教師が出席した。帰国報告を受け、その労をねぎらった。
振り返れば、世界宣教協力委員会が世界宣教委員会として新しく組織されて以来二年間、世界宣教の位置づけや宣教師人事手続き整備のために、委員らが尽力してきた。委員会そのものの存在意義を再検討する必要を迫られるものもあった。そのような多くの課題の中にあっても、アメリカ合衆国長老教会およびアメリカ改革派教 会との宣教協約調印が実現する運びとなったことは、主なる神の導きと祝福を抜きにしては考えられない。
今後の世界宣教委員会の働きが主のご計画の中で豊かに示されることを祈りつつ、第35総会期最後の委員会報告を終えたい。
(上内鏡子報)