第35総会期第二回宣教師支援委員会が、九月二六日(金)十四時~十七時三〇分、教団小会議室において開催され、これをもって今総会期の委員会活動を終了した。任期中の二回の委員会と五回の実務会の開催によって、本委員会が担当している四項目(①新任宣教師オリエンテーション、②宣教師会議、③宣教師支援、④ 印刷物の発行)について検討・計画され、それに基づいて具体的な活動が滞りなく進められた。
今期の委員会活動を報告するにあたって特に記したいのは、「③宣教師支援」について、教会や学校に宣教師を迎えるにあたってのガイドライン『宣教師受入れへの手引き』の作成に取り組んだことである。これは、宣教師を必要としている教会・学校が新規に宣教師を招聘するために、また、宣教師の受入れ機関である教会・学 校に宣教師が任務に専念しやすい環境を整えてもらうために、現場で遭遇する諸問題への対処方法をまとめたものである。「学校を任地とする宣教師受入れ」「宣教師を教会に迎えるための心得」「教会・教区を任地とする宣教師受入れ」という三つの項目をたて、任地での具体的な働き、教会生活、事務的な手続き等、赴任して来 られる宣教師の働きと生活を支援する体制作りについてまとめている。
宣教師支援委員会という新しい組織のもとで、これまで宣教協力協議会(CoC)が行なってきた働きの一部を担ってきたが、殊に宣教師による宣教協力の理念を確認しつつ、現場の状況理解と職務遂行のための条件整備、それに伴う宣教師個人の諸問題等に対応し、適切な支援を行なうことに努力した。今後とも、これらの働き を継続すると共に、新たに起こるかも知れない諸問題に対して有効に対処するよう検討していくことが必要であろう。
(立花慎一報)