第35総会期第六回信仰職制委員会が九月二九日(月)~三〇日(火)に教団会議室で行われた。
式文改訂小委員会の岡本知之委員長から『日本基督教団式文(試用版)2』に関して、前回当委員会から依頼した検討の結果を聞き、信仰職制委員長名で記す「序文」の文案を検討承認し、同書の印刷発行を行うことを承認した。
神奈川教区から諮問「『伝道所での洗礼執行について』と題する貴答申について」があった。
これは玉川平安教会役員会より出された質問、「伝道所での洗礼執行について」への前回当委員会の答申が、教規一二二条および現在教団において行われている事務手続きとの整合性を欠き、既存の伝道所の総会や役員会の存在を否定するものではないか、との問いである。
これに対して、教規の厳密な読みによれば前回答申は決して整合性を欠くものではないこと、また教規の精神からして、伝道所において行われる総会や役員会を否定するものではないこと等を内容とする答申をすることを決定した。
関東教区と大阪教区からも同じ答申に関して、これの撤回を要望する「要望書」が出されたが、これらに対して神奈川教区への答申と同じ趣旨の「お答え」を送ることとした。
紅葉坂教会北村慈郎牧師および同教会役員会から出された「『教師退任勧告議案』および『戒規申し立て議案』に対する違法性検証についての要望」については、違法性は認められないとの回答をするという意見と、「要望」に回答する必要なしとする意見とが同数となり、当委員会としては回答不可能であると判断した。
(大村栄報)