【4663号】三役の抱負・祈り 嵐の海行く教団丸の舵取りに

胸中の一端を    山北宣久議長

時として湧き上がった大歓声が耳に残っている。それは56号議案「常議員会選挙方法に関する件」と、44号議案「『北村慈郎教師に対する戒規申立てを行う件』の決議の無効を確認する件」の可決とともに起った。
この二つの議決は今総会期に大きな影響を及ぼすであろう。そんな中、四選された議長として胸中の一端を書き記してみたい。
一.伝道不振に危機感を持つ
教会学校生徒減少、青年減退、献身者不足、これらに歯止めがかからぬ現状に慣れてはいけない。危機感を持つことだ。祈って現状打破を真剣に試みていく必要を痛感し出直しを計りたい。プロテスタント伝道150年を一つの契機としていくことは大切だろう。
これに反対する人は違った伝道方法を実践したらよいではないか。要は伝道することだ。
一.聖餐をめぐる対立
多様性が強調されるが違法聖餐は多様性の中に位置づけられるとは思っていない。これは基本線だ。
しかし、このまま聖餐をめぐる対立が、教団分裂に向かって突き進んでいくようであってはならぬ。
この二律背反の中で冷静さが求められる。
未受洗者への配餐をこれみよがしに実行することも、戒規をちらつかせて脅かすことも自重せねばならぬ。教団分裂の回避というギリギリの線で信頼関係を辛うじて持てるのか否か、私も謙虚でありたいとは思っている。勇気が欲しい。ただその勇気を蛮勇に貶めたくはない。
一.沖縄教区との関係
「合同とらえなおし」関連の議論ができないまま廃案になったことをめぐる出直し、仕切り直しをどうしたらよいか皆の英知を結集していきたい。
何よりも沖縄教区の執行部に声をかけつづけたい。そして多様な声に耳を傾けていきたい。いつでも訪問したいと願う者としてそう思う。
一.伝道所の在り方
「伝道所での洗礼執行について」の信仰職制委員会の答申に端を発した問題は早急に考えねばならぬ。
現状と規則が乖離していることが問題解決を遅らせている点に鑑み、「伝道所をめぐる特設委員会」でも発足させたい。
一.宣教協約をめぐって
アメリカ改革派教会(RCA)、アメリカ合衆国長老教会〈PC(USA)〉との宣教協約合意書締結式は感激的であった。
その実質化を次世代に向けて計っていきたい。また他の諸外国との協約も纏め世界の教会と共にあゆむ姿勢を強めて行きたい。
そのためにもアジアの教会との生きた交わりを世界宣教の拠り所としたい。
一.三局の関係緊密化
事務局、出版局、年金局の三局が会計監査を突き合わせていく等、関係の緊密化が実をあげていくことは喜ばしい。さらに効果的に歩みつづけることを期待したい。そのためにも責任役員会を適宜開催して宗教法人的にも体制を整えたい。
その他多くの課題がある。特に時間切れ廃案となってしまった十三もの議案のことも念頭においておくこととする。二年間、進歩、進化の時でありたい。

 

責任の重さを強く感じ  佐々木美知夫副議長

この度の教団総会に於いて副議長に選出され、その抱負をこの紙面に求められました。しかし抱負というよりも責任の重さを強く感じています。それはあの総会に現れた日本基督教団の状況と課題の深刻さに向き合わされているからです。
私自身は第27総会から教団総会に出席してきました。東京教区がようやく議員を送り出してきた総会です。総会は大荒れで議事は進まず、結局28回の臨時総会を開くことになりました。それでも長く混迷の時期を過ごした教団が新しい一歩を踏み出したという感覚を持ったことでした。
あれから十六年を経、副議長として総会に立たされた時、教会の内容そのものに混迷を深める教団の姿がありました。以前のような議場混乱は無くなりましたが、この間教団が抱え続けてきた信仰内容の問題、教会論の課題が噴き出していることを思わされます。聖礼典や職制に関して日本基督教団という教会がどこで一致を見る のかは今や避けて通れない課題となっています。私は選挙時の挨拶でも申しましたが「信仰内容の一致、職制の確立、それに基づく豊かな奉仕と証」が教会の筋道だと信じています。教団がその筋道によって建てられることを願っています。それゆえにこの総会期、教団がまさに信仰内容の一致という根本的課題に直面していること を感じるのです。そしてこの課題を三役の一員として担うことに大きな責任を感じています。
教団は一方で高齢化やいわゆる若年層の減少という厳しい現実の波に洗われています。各個教会が日々取り組んでいる伝道と教会形成の場には大きな困難があります。このままの状態で一〇年推移した時、どのような事態がもたらされるのかは既に統計上明らかにされています。祈りつつ伝道に励む他に将来に対する手段はないの です。その時、教会の信仰内容が最も大きな意味を持ち、また力であることは事実でしょう。全国諸教会の信徒の方々がどこに基を置いて信仰生活を続けておられるのかを受けとめつつ、この総会期の務めに与って参ります。

 

教会に心を置きつつ   鈴木伸治書記

四選目の書記を要請されたとき、いろいろと考えなければなりませんでした。教会の牧師の務めと共に、幼稚園の園長を担い、教会が関係する二つの社会福祉施設とも関わっているからです。刑務所の教誨師として、少年院の篤志面接委員として月に一度ずつ赴いています。これらの職務を担いながら書記の務めを果たすとき、い つも心配していたのは教会員の動向でありました。しかし、会議中に教会員の危篤や葬儀に遭遇しませんでしたので、ほっとした次第です。新たなる二年間は、当然のことながら教会に心を置きつつ職務に向かうことであります。
六年前、書記を要請されて引き受けましたが、書記がこんなに重い職務を担うとは思っていませんでした。書記ですから、記録の責任をもつことくらいしか考えていませんでした。ところが、書記は三役の一人として、国内外のいろいろな団体と関わりを持たなければなりません。最初に就任して間もなく、韓国の教会を訪問しま した。北米諸教会の皆さんとも交流がもたれました。教区総会時期には三役、総幹事が分担してそれぞれの教区に問安使として赴くのであります。書記として、議長が関われない部分の代わりとしての役目があるのです。それを思いますと、議長は多くの職務を担っており、本当にご苦労の多いことと頭が下がります。会議の議長席 にいるの が議長・副議長と素朴に思っていましたが、教団の顔であり、担い手でありますから、多くの職務を担っているのです。
書記は記録の責任をもつことであります。教団総会の議事録は補助書記が作成いたします。しかし、総会期二年間に六回の常議員会が開催され、議事録を作成する務めがあります。
議事録は発言録ではありません。しかし、審議経過を明確にするためにも発言録に近い記録となっています。常議員会が終わって、改めて録音を聞きますが、発言内容が理解できないことがあり、苦労を重ねながら職務に当たっています。
この二年間、重い職務を担う議長の一端を担いつつ、務めを担う所存であります。

 

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