主の御名を讃美いたします。
2006年12月に着工、翌年献堂予定であった三宅島伝道所建築計画は残念ながら実現に至っておりません。呼びかけに応えて全国より献金くださいました諸教会、団体、個人の皆様に感謝とお詫びを申し上げます。事情によって計画を中断していますが、条件が整えられて三宅島に会堂が建つことを祈っています。今しばらく時間が必要です。さらに祈りによるお支えをよろしくお願いします。
中断せざるを得なくなった理由が幾つかあります。
設計図に基づいて出された建設業者の見積額が当初の予定金額の3倍を上回るものでありました。実行するには到底無理なので委員会は可能な金額に近づけるために工期の見直しをし、着工期ならびに予算面の再検討を余儀なくされました。
依頼をした設計士は数字を私たちの希望額に近づけるために大変な努力を重ねてくださり、数字的には可能な線が出されるに至りました。しかし、残念ながら設計士と現地の業者との交渉の結果、予算上の目処はついたのですが、結果として三宅島伝道所会員たちが計画を実行することに躊躇する状況が生じてしまいました。その理由は三宅島の事情と当委員会の責任にあります。委員会としてはこの事態を重く見て、三宅島伝道所会員の意見と東支区常任委員の意見を聞きながら、今後の計画を進めることといたしました。委員長の米倉と支区長であり代務者である倉橋が島に渡り事情を調査しましたが、大きな進展は得られませんでした。
委員会では伝道所会員の意向を受け止め、現計画の見直しが必要と判断しました。設計士にいつまでも保留にしてもらうわけにいかず契約を一旦解消することにし、設計料および必要諸経費に200万円余を支払いました。尊い献金をこのような仕方で使用することは大変申し訳ないことですが、支区常任委員会もやむなきものとして承認いたしました。
この後、現在に至るまで何とか計画が実現できるように努力してきましたが、今は焦らず時間をかけて対処することが必要だと判断しています。
全国への献金依頼はこの2008年6月をもって閉じさせていただきました。ご協力ありがとうございます。全国より255教会、3団体、個人38名から6,044,539円が献げられました。心から御礼申し上げます。
会堂の再建ができるまで東京教区東支区で責任をもって預からせていただきます。
三宅島伝道所が主に祝されて再建されますようにお祈りください。
2008年7月8日
東京教区東支区三宅島伝道所再建委員会
委員長 米倉美佐男
委 員 倉橋康夫(代務者)、国府田祐人、長山信夫、山田静夫、吉池 光