部落解放のための祈りの日
部落差別を無くすため、「部落解放祈りの日」礼拝が七月第二主日に各地で行われました。
部落解放センターは、「部落解放祈りの日」礼拝の実施を七月十三日に教会・伝道所へご依頼しました。これは、七月の第二主日に教会・伝道所で部落解放のために祈っていただくことをお願いしたものでした。その趣旨は二点あります。①部落解放センターは、二〇〇〇年七月十二日、常議員会で可決された『教団部落解放方針』の具体化として「部落解放祈りの日」運動を開始した。それにあたり、まず有志教会に実施を依頼し、それをもとにして「部落解放祈りの日」運動をどのように進めるのかを明らかにした。②「部落解放祈りの日」の日程については、部落差別問題について教団として組織的な取り組みの開始が定められたのが一九七五年七月十四~十五日開催の常議員会であったことを覚え、七月の第二主日とすることになりました。
二〇〇八年度の「『祈りの日礼拝』運動」パンフレットは、大阪教区部落解放委員会(樋口洋一委員長)が、昨年度何度も会議を重ね作成してくださいました。この新「『祈りの日礼拝』運動」パンフレットを約三五〇〇部印刷し各教会・伝道所、有志へ送りました。このパンフレットが用いられ、全国各地で実施された報告書がセンターに届いています。
部落解放センターは、「教団部落解放方針」に基づいて「部落差別に対する教会の取り組みの推進」をより活発に行い、各地の教会・伝道所と連帯して今後も部落完全解放を目指して取り組んでいきます。
また、部落解放センターは、今年も独自の「部落解放祈りの日」礼拝を七月六日いずみ教会で行いました。(共催:いずみ教会、大阪教区部落解放委員会)新「『部落解放祈りの日』運動パンフレット」を用い樋口洋一教師が司会を、小林明教師が説教を行いました。参加者二一名で席上献金一三、六二三円を部落解放センターへ捧げられました。
(小林明報)