【4880・81号】人ひととき 佐々木京子さん 新しいぶどう酒は、新しい革袋に

 きっかけは東日本大震災だった。発生二日後の日曜日、宮古教会に行くと、礼拝の時間なのに誰もいなかった。ヘドロに覆われた床に、講壇に向かって一直線にモップが掛けられていた。そこで大声で祈った。「わたしにできることなら、何でもします」と。

 教会はボランティアのYMCAの方々を大勢迎え入れ、それまで少人数で守っていた礼拝の様子はだいぶ変わった。宮古教会とひかり幼稚園の移転で、慌ただしい日々を過ごすことになる。しかし困惑よりも、小さなことでも与えられた一つ一つの恵みを感謝する気持ちのほうが大きかった。何よりも、教会にいる時間が佐々木さんに与えられ色々な人の話を聞く機会が持てた。信仰生活が改めて大切なものとして輝き出した。

 2016年に献堂式を迎えると共に、副園長を引退することを決意した。タイトルのマタイの御言葉どおり、次の世代に委ねたかった。

 しかし、そうした最中に、教区教会婦人会連合委員長の打診の電話がかかってきた。「そんな大役、とても無理」と思ったし、「震災前であれば、絶対に断っていた」と佐々木さんは言う。

 宮古から盛岡に行くだけでも2時間以上かかる。佐々木さん自身、宮古に引きこもっていればいいと思っていた。しかし、多くの方々が当地まで訪ねて来てくれた中で、恵みを実感した。諸教会の交わりの中での信仰生活にも目覚めさせられた。そうした中から、新たな務めを担う勇気が与えられたのだ。

 決して教会婦人会連合の活動に積極的であったわけではない。鄙から出て来た者にとって、中央委員会に出席するため上京するだけでも戸惑うことが度々起こる。それでも多くの皆さんに支えられて、与えられた新しい務めに、喜びをもって仕えている。

宮古教会員。奥羽教区教会婦人会連合委員長。元ひかり幼稚園副園長。

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