2月8日・9日、第4回信仰職制委員会を、教団会議室で開催した。出席者は、藤盛勇紀委員長、小池磨理子、須田拓、中村公一、田村博、武田真治、宮地健一書記、道家紀一幹事である。藤盛委員長のメッセージと祈りで委員会は始まった。
続いて、小泉健東京神学大学准教授から「教憲・教規、礼拝指針、礼拝書」に関する発題をしてもらった。その発題で、礼拝式文のプロテスタントでの位置づけとアメリカ合衆国長老会の場合が語られ、礼拝指針を考えるときの方向を示された。
また、諮問を長崎哲夫総幹事から受け、答申を作成した。諮問は、
⑴教会に出席している神学教師・教務教師等(当該教会担任教師以外の教師)は、当該教会の現住陪餐会員となり得るでしょうか。
⑵教師が教会役員になることができるでしょうか。
それに対する答申は、
⑴教憲・教規は一貫して、教会を構成する者を「教師」と「信徒」としており、教憲においては、第9条で「教師」を規定し、第10条で「信徒」を規定しています。教規においても、教師に関する規定と信徒に関する規定は明確に分けられており、両者が混同されたり、教師でありつつ信徒でもあると解される余地もありません。したがって、教憲・教規上、教師は信徒である現住陪餐会員にはなり得ません。
⑵⑴で述べたことから、また、教規第99条①により、教師が教会役員になることはできません。
その他、総幹事の質問を受けて、協議検討した。
翌日、事務局がまとめた「『式文アンケート』集計」が配られた。その反応の多かったことを知り、関心の高さに喜んだ。次回は、この集計を踏まえて、『試用版』への当委員会の対応を考えることとする。礼拝学の専門家を呼び、礼拝指針に関して、学びを継続する。
(宮地健一報)