2013年春より始まった被災地支援コンサートに続き、昨年冬から新たに被災教会支援のためのチャリティー・コンサートが始まった。主催は開催教会で、救援対策本部が共催する。チケットを販売し、演奏に関わる費用は本部が負担、チケット売り上げは全て被災した教会の貸付金返済のために用いられる。
2015年12月10日の郡山教会を皮切りに、コンサートは、千葉本町教会(1月22日)、アジア学院(3月9日)、横浜指路教会(3月10日)、田園調布教会(3月26日)と続けられる。
郡山教会では、山口幸子さん(新日本フィル・ヴァイオリニスト)と高橋碧伊さん(ピアニスト)によるデュオの演奏で、教会備え付けの椅子がほとんど全て出されるほどの盛況であった(参加者112人)。
また、千葉本町教会は、母と子向けの昼の部と一般向けの夜の部の2回開催で、大人74名・子ども19名の計93名が参加し、チケット売り上げと献金を合わせて21万円が献げられた。当教会は被災教会ではないので、売り上げは被災3教区(奥羽・東北・関東)に振り分けて送られた。演奏者は西谷衣代さん(声楽・二期会会員)と木村りえ・りささんの視覚障がいの双子のピアニストであった。
この企画は、本部の活動の最終年度である2016年度に本格化する。(飯島 信報)