11月6日、第3回広報センター委員会が教団会議室で開催され、委員長・長崎哲夫総幹事が開会祈祷を捧げた。出席者は同総幹事、大三島義孝(教団ホームページ)、渡邊義彦(教団新報)、真壁巌(救援対策本部広報)、林牧人(信徒の友誌編集長)、市川真紀(教団出版局、信徒の友誌)、川上善子書記(教団ニューズレター)で、教団の広報を担う部門の情報交換の場である。委員会は2007年4月に再編再開され、教団新報編集委員会、教団ニューズレター編集委員会、教団ホームページ編集担当者と各担当幹事が、総幹事のもとに招集されて始まった。さらに東日本大震災後の2011年7月に救援対策本部広報担当者が、翌年10月からは教団出版局の局長並びに信徒の友誌担当者も加わった。
各部門は独自の媒体としての編集方針を持ち、購読形態や読者層、発行部数と発行間隔も異なるが、分かち合える諸課題がある。開催は不定期だが、東日本大震災後には、取材と発信すべき情報の共有と、適切な伝達方法を求めて、より密度濃く行われた。
昨今、重要性を増している問題の一つは、賛美歌の譜面をコピーして用いる場合、また公的な文章中に賛美歌の歌詞を転載・引用する際の、JASRACその他の著作権に関する事項である。同じ賛美歌集の中でも個々の賛美歌によって判断が違う。各媒体が執筆者と事前に歌詞引用について打ち合わせる等の現状もある。教団出版局ホームページでは賛美歌の著作権について詳細な説明がなされているが、この事柄を各教会や関係者方と連帯して伝え、対応するために広報の展開が求められていよう。
また懇談での質問に答える形で、信徒の友誌内、「日毎の糧」の欄に登場する教会群の「位置情報」には、様々な意見が寄せられていることがわかった。市町村合併で地名が新しくなった地域も増えている。要望に応えつつ、教団に属する1720の教会の情報を皆で共有し祈るために、常に工夫することが求められている。(川上善子報)