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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4822号】人ひととき 藤崎 令子さん 北の国から瀬戸内へ

2015年6月20日

 藤崎令子さんは北海道函館市出身。若い頃から園芸に興味を持ち、農薬問題など食の安全への関心から、農家に嫁ぎたいという願いを持つようになった。恩師の紹介によって香川県の豊島に嫁いで約40年になる。

 両親はクリスチャンでなかったが、姉二人はカトリック信徒である。中学からミッション系の学校に通ったため、キリスト教の下地はあった。本格的に園芸を学ぶために上京して入学した大学もミッション系だったため、聖書研究にも出る機会があった。

 豊島で農民福音学校を開いた藤崎盛一氏の息子である盛清さんと結婚し、クリスチャンの藤崎一族に囲まれたため、多少反発した時期もあったようだが、自然な流れで1年後のペンテコステに受洗した。

 現在は島キッチンのお手伝いをしている。島キッチンは、2010年から3年に一度行われる瀬戸内国際芸術祭にあわせて作られたレストランである。地元の魚や野菜を使った料理を食すことができる。できるだけ安全な食材を使うという、本来の希望がかなった形だと思われる。芸術祭開催中は、人口900人の島で、一日400人の来客を迎え、もてなしたこともあるそうだ。

 豊島は世帯数も少ないため、どの家がどの宗教か、だいたいわかるという。そのような中、家の跡を継ぐために島に帰ってきた若い世代や、島内にある賀川豊彦に由来する福祉施設に関わる人たちに、どのように御言葉を伝えていくかを考えている。

 香川豊島教会は、故小國清子牧師が53年に亘って牧会された教会で、多い時には20名ほどの出席があったそうだ。現在はその半分ほどの小さな群れだが、島の人々にとって、十字架が遠くで輝いているものではなく、近いものであってほしいという願いをもっている。

北海道函館生まれ。夫・盛清さんと共に。香川豊島教会員。

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