5月28日、日本キリスト教会館耐震・改修工事起工式が会館玄関ロビーで行なわれた。関係団体から37名の出席があった。
式辞において長崎哲夫総幹事は「東日本大震災発生時、会館5階の東京教区事務所にいて建物強度に強い危機感を覚えた。この地震が今回の会館耐震・改修工事を発起するきっかけとなった」と語り、1950年、教団事務所を銀座・教文館一室に移転し、1970年10月に現会館が完成するまでの歴史から、会館設立の精神が日本におけるエキュメニカルセンター建設にあったことを語った。
「当初25団体が権利を分有してはじまり、現在は10団体と減ったものの、なお各団体がオーナーとして権利を有する。今回の改修工事決定に至るまで、企てゆえ必然として負わなくてはならない試練があった。また今後もあるであろう」と語った。
イエス・キリストにおける同志の人々が再びここに帰り、日本のエキュメニカルセンターの拠点に結集するよう呼びかけた。
15年6月から16年2月末までの予定で、工事費2億7500万円の耐震工事に着工した。(新報編集部報)