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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4822号】荒野の声

2015年6月20日

 5月連休明けの揺れ戻しがない新入園児たち。4月、新入園の子供たちは緊張の中で1ヶ月目を過ごす。朝、登園してお母さんとの別れを懸命に告げて幼稚園の1日をはじめる。それが5月連休明け揺れ戻しを起こす。今生の別れと言わんばかりの泣き声が再び聞こえるようになることが多い。しかし、今年は、ほとんど聞こえない。▼今年の子たちは、入園直後から活発に遊びを展開してきた。幼稚園が楽しくてたまらないようだ。プレスクールなどで母子分離を既に経験している子も多い。朝の「さよなら」がスムーズなのは、そのこともあるかもしれない。親として少し寂しい瞬間でもある。▼泣き叫びたい祈りがある。教団震災募金を閉じて直後、再びアジアで大きな震災が起こった。悲惨が止んだこと、涙が乾いたことは歴史上ひとときとしてない。東日本にも幾万の嘆きの涙が流され、この度も同じだ。すべての涙が拭われるときをひたすら祈る。▼わたしたちのどのような嘆きも及ぶことのできない祈りを祈り切られたお方がおられる。主は十字架を前に血のように汗を滴らせて祈られた、という。そのような祈りを、わたしたちは知らない。しかし、わたしたちの小さな嘆きを、涙を、叫びを知っていてくださるお方が、すべての涙が拭われる日を約束くださっている。

教団新報
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