【4821号】人ひととき 深谷 有基さん エマオ石巻を支える 

 東日本大震災後4年、被災地の様子も、少しずつ変わり、被災地救援のボランティアに求められるものも、変わって来た。「大勢でやる仕事が無くなって来た。今求められているのは、被災者、殊にお年寄りの心のケアの問題」と石巻エマオ専従の深谷有基さんは言う。

 仙台エマオにも、共通していることだが、膨大な瓦礫、家の中にびっしり入り込んだ土砂をいかに取り除くかという第1段階の仕事は、殆ど終了した。未だ残っているのは、個人では出来ない行政の仕事である。

 新教出版社の編集者として長年、キリスト教書籍の出版に携わって来た深谷さんは、昨年11月、石巻エマオ専従に就任した。この春休みに石巻エマオにやって来たボランティアは、週10人ほどが最多で、一頃に比べるとかなり減少した。女性の方が多くなり、大学生ではリピーターが目立つというのが最近の特徴である。

 今、ボランティアに期待されているのは、「仮設住宅の人たちの心にどう寄り添い、慰め、励ませるかということ。石巻周辺だけでも、未だに1万3千人が仮設で暮らし、その殆どは老人で1人暮らしも多い」と深谷さんは言う。

 今、仙台・石巻エマオに共通するボランティア最大の仕事は、「お茶っこクラブ」と呼んでいる仮設のお年寄りとの話し合いである。従ってボランティアに「女性、お年寄り女性大歓迎、子どもも喜ばれる」という。

 「何よりもこの問題を風化させないこと」と深谷さんは固く心に決めている。「高齢化、過疎化の問題が、ここに集約されている。仮設住宅の現実を見て、その難しさを肌で知って欲しい」と深谷さんは願っている。

 救援対策本部は16年度末で終了し、石巻エマオも17年3月末で閉鎖することが決まっている。残り2年を切った。深谷さんは、「どう撤退するか。それを考え、果たすのが、私の仕事と思っている」と語った。

1981年、東京都生まれ。立川駅前キリスト教会員。エマオ石巻専従。

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