3月20日に教団救援対策本部第4回(通算第38回)、4月24日に第5回(同第39回)会議を、教団会議室にて開催した。
第4回会議においては教団派遣専従者からの報告を受けた。佐藤真史専従者(エマオ仙台)は祈りとスローワーク(出会いとコミュニケーション)の二つの軸を中心に、仮設住宅入居者への寄り添い支援等を行っており、地域からの信頼を得ていること、深谷有基専従者(エマオ石巻)はお茶っこなどの仮設住宅支援、高齢者宅の訪問などの在宅支援等を行っていること、平田信之専従者(ハートフル釜石)はお茶っこのニーズが依然として高いこと等を報告した。報告の後、それぞれの働きに対する感謝の祈りをささげた。
第5回会議においては、3月末日をもって終了した全国募金(国内募金)が10億528万6914円と、目標の10億円を超えたことが感謝をもって報告された(海外からの献金は3億8625万4525円)。
救援対策室からは、貸付金の返済状況、3月11日前後の各地での記念集会開催、こひつじキャンプ開催計画・報告、被災3教区幼児教育担当者会による被災幼稚園・保育園訪問等を扱ったことが報告された。
続いて、奥羽教区(宮古教会および一関教会修復工事の進捗状況、震災4年を覚えての礼拝開催報告など)、東北教区(エマオ仙台でのボランティア活動、教区放射能問題支援対策室「いずみ」における甲状腺検査実施等)、関東教区(水戸中央教会の再建計画等)からの報告がなされた。
審議事項としては、宮古教会会堂・牧師館建築工事支援(総額約1億5千万円、支援・貸付各4千万円)、一関教会会堂修復工事支援(総額約1千万円、支援・貸付各390万円)を決定した。また、中高生アメリカ招待プログラムへの支援、台湾からのボランティアワーカーの歓迎夕食会開催等について検討したほか、被災教会独自の全国募金実施の要望については、教団の全国募金が終了したことから、当該教区の了解を得られた場合は認めることとした。その他、各センターにおける保養プログラム支援、本部委員による被災地訪問報告・計画、各教区総会での報告内容の確認等を扱った。(雲然俊美報)