2月27日、第39総会期最初の信仰職制委員会を教団会議室Aで開催した。
委員7名全員出席し、自己紹介後、招集者の藤盛勇紀委員が信仰職制委員会について、教規第40条、44条に基づいて説明。委員長に、藤盛委員、書記に宮地健一委員を選出した。
続いて、長崎哲夫総幹事が挨拶のために入室。「委員会は、毅然として、是々非々を明らかにし、曖昧さを残さない」ようにしてほしいと激励して退室。その後、前総会期の信仰職制委員会から「教憲のコメンタールを作ることを考えて、教憲の学びを継続して欲しい」、また、「按手礼を含む式文の扱いについて検討していって欲しい」という申し送りを確認。昼食を挟んで、神奈川教区議長と総幹事からの諮問に答申した。
神奈川教区の諮問①「北村慈郎氏の身分について確認」と諮問②「教会規則の規定は、特に教会総会の定足数は、宗教法人規則の準則に拘束されるか」の二つ。諮問①について「北村氏は教規142条⑶免職、戒規に付され、教師の身分及び資格を喪失した教師です」と、諮問②については、「教会規則の規定や教会総会の定足数は、宗教法人規則の準則には拘束されないが、現宗教法人規則の制定の趣旨に従って、この準則を尊重すべきである」と答申した。
総幹事の諮問①「日本基督教団の補教師が、按手礼を受けることなく、他教派の按手礼を受領した後、教団教師として登録するのは可能か」と諮問②「日本基督教団の補教師検定試験に合格した者が、准允を受けることなく、他教派の按手礼を受領した後、教団に転入することは可能か。また、その転入は、正教師としての転入とすることができるか」であった。両諮問とも、教規131条の「本教団に属さない教師が本教団の教師に」なる問題であり、本教団の補教師が本教団を退任することなく、他の教団の教師をしていた問題ともなるので、教団の補教師を退職後、他の教団教師として、教団の教師になるべく手続きを取るのが筋であろうが、これは当委員会が答申すべき問題でなく、事務的に処理しうる問題と考えて、事務局に対処を依頼した。
式文の取り扱いに関する方針は次回の委員会の議題とすることとした。
次回は6月29日~30日に開催予定。(宮地健一報)