2014年6月30日~7月1日にかけて、日本基督教団教誨師会の総会ならびに研修会が国立オリンピック記念青少年総合センターにて行われた。
研修会は1日目夜に行われ、シロアムキリスト教会の鈴木啓之牧師による講演会であった。
鈴木師は、シロアムキリスト教会とNPO法人「人生やり直し道場」の取り組みを中心として話された。「人生やり直し道場」は最近札幌にも開設し多くの人々のニーズがあるとのこと、人生をやり直すためにキリストの福音が必要だと説いた。また、教誨師として受刑者に向き合うだけではなく、出所した後にも人が新たに生き直すために、私たちが必要とされていることがあるのではないか、という問題提起もなされた。そうした講演を受けて活発な質疑や議論がなされた。
一方、総会は2年毎に開かれており、教誨師94名中30名が出席した。
議案は、2012年度及び2013年度の事業報告、同年度の決算報告、教誨師会会則変更、2014年度ならびに2015年度の運営委員・監事選出の件、2014年度ならびに2015年度の活動計画案、同年度の予算案が話し合われ、それぞれ可決された。また、教誨活動が教団内でさらに理解されるような活動が必要であることが語られた。
運営委員については、入治彦(京都)、加藤幹夫(中部)、黒田道郎(四国)、鈴木眞(兵庫)が再任、深山祐(西東京)と世良田静江(九州)が辞任した。これに伴い、これまで監事だった河合望(神奈川)と柳谷知之(東海)が新たに運営委員に選出された。
また監事については、土橋晃(東京)が辞任し、大藪朝祥(九州)、岸本洋子(大阪)が新たに選出された。
さらに第1回の運営委員会において役割分担を決め、会長・加藤幹夫、書記・柳谷知之、会計・黒田道郎とした。(柳谷知之報)