7月25日、移転した教団事務局B会議室に委員全員が集い、今期最後の委員会を開催した。
初めに佐々木美知夫委員長より、今期の活動は、「改訂宣教基礎理論第二次草案」を作成することに集中し、ほとんどの時間と労をそれに費やしたとの確認がなされ、第39総会への「委員会報告」を承認した。
また、先の第6回常議員会では、同草案についてその取り扱いが議され、「改訂にあたって」の部分を除いた形で教団総会議長の前文を付け、冊子として配布した上で、全教団的協議へ移すこととなった旨が報告された。
長崎哲夫総幹事からは、2年に亘る働きについての労いの言葉と共に、当委員会の今後の働きと課題について希望が述べられた。
その後、宣教研究所所蔵の資料について協議がなされたが、同資料は整理できていない部分も多く、その取り扱いが今後の課題となること、また、日本キリスト教会館の耐震補強工事に伴い、教団事務局も一時移転していることから、暫くは着手できないと判断した。
また「宣研だより」も、今期委員会が「改訂宣教基礎理論第二次草案」の作成に活動を集中させたため、今期は発行しないこととした。
なお、次期委員会への申し送り事項として、①万博・東神大・教師検定問題年表改訂に関し、研究員委嘱のための推薦依頼を継続すること。②「改訂宣教基礎理論第二次草案」から抽出し得る宣教の課題(例えば全信徒祭司性、伝道協力グループ等)の具体的な研究。③宣教研究所編「陪餐問題に関する資料ガイド」についての諸意見の整頓。④「互いに支え合うために-各教区謝儀保障・教区互助制度資料集」の改訂等が挙げられた。
最後に、教団の今後の歩みが、恵みにより召された群れとして着実なものとされ、礼拝する喜びと伝道する力に満たされるよう共に祈って委員会を終了した。(寺田信一報)