【4800号】人ひととき 山口眞智子さん ほめうた歌おう、声高く、約束の地で

 「あなたがまだお母さんのおなかの中にいる時から、あなたを知っていましたよ」と受洗牧師である植省三郎牧師から言われた。植牧師の牧する日本基督教会富良野教会のオルガニスト兼長老だった伯母の教導のもと、姉妹共々日曜学校に通った。夕礼拝・祈祷会にも出席し、居眠りをして椅子から落ちそうになったりしたことを思い出す。

 教団の教会へは、父親がメソジスト教会の元牧師であった康夫氏との結婚を通して転入した。実は、教団の教会については、少女期の愛読書「赤毛のアン」で長老派がメソジストを軽んじるくだりがあり、似たような戸惑いをずっと感じていた。

 夫とは明治学院大学の剣道部で出会った。結婚後も剣道を続け、家庭婦人の東京代表の選手となったこともある。

 大学卒業後は聖路加国際病院に就職。一粒種の伊作氏がある程度成長するのを待って、仕事へと復帰、以後、福祉畑を歩くことになる。

 教会では役員を務める一方で、保育士資格を得て、附属の認可保育園で働き始めた矢先、思いがけず園長に任職された。しかしそのことによって、不本意ながら闘いの中に身を置くことになった。保育園を教会から引き離し、私物化しようとする力に対して、抗わざるを得なかったのである。

 その後、牧師交代が転機となって、メソジスト教会の特質である「伝道・教育・奉仕」を一体とする福音宣教に教会保育園があらためて位置づけられ、教会総会を重ねる度に問題解決の道筋が明確となっていった。

 その最中、教会総会で「われらを導く」(讃美歌21・467番)を歌った時は、心震えるものがあった。教会と保育園は、まさに出エジプトをした。そそり立つ海水の壁の間を、周囲の者を鼓舞しつつ、よろめく足を前へと運んだ日々があった。しかし導いてくださったのは、他ならぬ神ご自身だったのだ。

 信仰を得たことは「勝って余りある人生」を頂いたことと同じ。そう確信している。

1952年生まれ。西新井教会員、会計幹事、西新井教会保育園副園長。写真は山口康夫・眞智子夫妻。

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