2月14日、教団救援対策本部第12回(通算第29回)会議を教団会議室にて開催した。最初に、教団として支援をしている東北大学実践宗教学寄附講座の活動状況(2年目)について、同講座運営委員長の川上直哉教師から詳細な報告がなされ、質疑応答と意見交換を行なった。
続いて、2月14日現在の国内募金総額が6億6716万2082円、海外からの献金が3億7006万3429円となっていることが報告された。
救援対策室からは、各センターの専従者・スタッフ公募、各教区における報告会開催、被災地支援コンサート開催、台湾におけるこひつじキャンプ実施等について検討したことが報告された。
被災教区報告として、奥羽教区からは、宮古教会会堂・牧師館および幼稚園舎移転建設計画の進捗状況、新生釜石教会牧師館の修築状況、東日本大震災3年を覚えての礼拝開催計画等の報告がなされた。
東北教区からは、被災教会の再建復興状況、被災者支援センター活動(ニュースレター発行、「ワークに関する安全ガイドライン」作成検討など)、東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」活動(ニュースレター発行、甲状腺検診実施計画・検査機器購入検討など)等が報告された。
関東教区からは、被災教会の会堂・牧師館復興状況等が報告された。
また、救援対策本部会計(事業別収支計算書など)、および、会堂牧師館再建貸付金会計の報告がなされた。
審議事項においては、東北大学実践宗教学寄附講座への支援(1千万円。最終年度分)、アジア学院チャペル建築資金貸付(9百万円)、竜ヶ崎幼稚園および清愛幼稚園(四條町教会関係幼稚園)園舎建築資金貸付(各1千万円)を承認した。
また、各教区における報告会への本部委員等派遣、各センターの年間行事開催支援、エマオ仙台スタッフ人件費折半を承認したほか、エマオ石巻スタッフ用住居賃借、ハートフル遠野の活動拠点を釜石市に移すこと等について審議した。
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3月27日、教団救援対策本部第13回(通算第30回)会議を教団会議室にて開催した。初めに、佐藤真史教団派遣専従者から、エマオ仙台において、祈りとスローワーク(ワーク+出会い)を中心とした活動の継続、農漁業再スタート支援、こどもプログラム(工作と遊び)、コミュニティワーク(地域行事との関わり)等が活発になされている様子が報告された。
続いて、飯野久美子教団派遣専従者(3月で活動を終了)から、エマオ石巻におけるワークの内容のほか、「ご近所かわら版」の作成・配布、仮設住宅支援活動の報告がなされた。そして、佐々木ムツ子ハートフル遠野スタッフから、仮設住宅(釜石市)でのお茶っこサロンの継続等の報告がなされた。いずれの活動報告においても、地域の人々の信頼を得つつ、共に歩んでいる様子を知ることができた。
報告事項として、3月27日現在、国内募金総額が8億4790万5934円、海外からの献金が3億7006万3429円となっていることが報告された。
救援対策室からは、各教区における報告会開催状況(9教区で開催した)、いわき市における被災地支援コンサート報告、および、各方面からの支援申請への対応等を扱ったことが報告された。
被災教区報告として、奥羽、東北、関東の各教区から、会堂・牧師館再建状況や、東日本大震災3年を覚える礼拝の開催等の報告がなされた。
審議事項としては、エマオ石巻への教団派遣専従者として平田信之氏の雇用を承認したほか、佐藤真史教師(エマオ仙台)、戸枝季子氏(エマオ仙台)、佐々木ムツ子氏(ハートフル遠野)の雇用を承認した。
続いて東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」に関して、甲状腺検査機購入補助と人件費補助を承認したほか、被災した幼稚園・保育園の除染費用補助、盛岡大学への奨学金支援、福島県内の幼稚園・保育園への室内遊具購入支援を承認した。
また、救援対策本部会計の2014年度予算案を承認した。
次回会議は、4月28日、教団会議室にて開催する。(雲然俊美報)